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礒田(清水)ゼミ 愛媛県新居浜市
2009年9月6日〜9月9日(3泊4日)
愛媛県新居浜市
1.日本の近代化に果たした別子銅山の役割の光と陰を体感
事前学習で新居浜市に関する勉強は行って来ましたが、前日から現地に宿泊し、周辺の地理などを確認しました。翌日は別子銅山の開抗・採鉱・製錬所跡や、トロッコの痕跡などを残す別子銅山に登りました。大劇場や集落跡、会社幹部の接待所跡などから、明治期に多くの人でにぎわっていた山中が体感できました。現在も住友本社の管理下にあり、ごみ一つ落ちていない山でもあります。
2.地域資源を活かす(1)
実習3日目は新居浜市の地域資源を活かした取り組みのヒアリングと現地見学を行きました。まず始めは瀬戸内海に浮かぶ大島に渡り、「白いも」の栽培農家を尋ねました。焼き芋にすると東京では1キロ800円で売れるほど品質、味が良く、その他焼酎としても利用されています。
3.地域資源を活かす(2)
次の調査先は「別子飴本舗」。昔ながらの水飴、練乳、麦芽糖を主原料にした懐かしい味の飴を作り始めたのは昭和に入ってからですが、菓子の製造は明治期からだといいます。銅山関係者の往来が激しい通りに面して、菓子類を提供していたそうです。今は閉山している別子銅山の歴史を伝える名称に誇りを持っているそうです。
4.地域資源の利用方法は誰がどうやって決めるのか?
実習のとりまとめの一環として、市役所、住友関係の方々から話を聞き、意見交換をする時間を作ってもらいまいした。別子銅山は現在休山中でまだ生きている山だから観光資源化は出来ないとする住友関係者。銅の産出によって日本の近代化に貢献し、公害も克服した山として観光資源化を推進したい住民や行政。その利用方法はこれからの話し合いによって決定されます。
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