日本大学 生物資源科学部
食品経済学科
Department Food Economics

「食」で人を幸せにしたい

HOME > ゼミ(研究室)紹介 > 礒田(清水)ゼミ(地域環境経済学研究室) > 礒田(清水)ゼミ詳細

礒田(清水)ゼミ詳細

地域環境経済学研究室 紹介
生き物にとって食料は欠かせないものです。そして、その食料は、安全で安定的に供給されなければ、私たちの健康は維持できません。しかし、現実には食品の安全性が確保されず、消費者の安心感が失われる事件が相次いでいます。また、世界中には栄養不足人口が約8億人もいて、世界全体を見渡すと、安定的な食料供給も100%保障されている訳ではありません。そうした食べ物は自然環境の動向に左右されやすく、環境が受けた負荷、気候変動が食料生産に制約を与えることとなります。その一方で、大量の食品廃棄物を排出するというロス、排出物の処理の仕方によっては環境に負荷を与え、それが食料生産にも影響するという矛盾を抱えています。こうした問題はなぜ発生するのか、どういう解決方法があるのか、より多くの人を「幸福」にする食料供給の在り方について研究しています。
【学生の活動状況】
1年生の活動状況
1年生はこれまでの高校生活と一転して変わる学生生活をどう過ごすのか、先輩との交流を通じてイメージを描きつつ、専門分野の入門書の輪読を通じて、ゼミという形式に慣れていきます。
2年生の活動状況
リサイクル社会をめざした循環型社会形成推進基本法について学習し、それを実践している地域の実態調査を行っています。
3年生の活動状況
食料と環境に関わるテキストを決め、一人一人報告を分担し、報告に基づいた議論を交わしています。ゼミ全体を引っ張ってくれているのも3年生です。
4年生の活動状況
就職活動と卒論の作成が中心の毎日ですが、後期は卒論についての活発な議論を通じて、卒論完成に向けた追い込みをかけます。最後はOBも含めた卒論発表会でのプレゼンテーションも成績評価の対象となります。
【これまでの主な卒論テーマ】
すかいらーくの経営戦略と今後の展開、コカ・コーラの歴史と経営戦略に関する研究、ビール業界における環境マネジメントの現状と課題、愛・地球博の環境政策とその経済的影響、環境問題に関する情報の真偽について、秋田県における中山間地活性化の現状と課題
【卒業生の主な就職先】
キリンビバレッジ、サントリー、ポンパドール、東洋水産、伊藤園、秋本食品、国分、菱食、明治屋、成城石井、イトーヨーカ堂、セブンイレブン、バーミヤン、昭和大学職員、日本大学職員、ツムラ、信用金庫、消防署、など

教員紹介

氏名: 礒田(清水)みゆき(いそだ(しみず)みゆき)

教員紹介詳細

ポスト: 准教授
学位: 博士(農学)
担当科目: 食の経済学、資源環境保全論、NGO・NPO論
所属学会: 日本フードシステム学会(常任理事)、日本農業経済学会、日本村落研究学会、
環境社会学会
社会活動: (財)外食産業総合調査研究センター「国産食材利用増進推進事業検討委員会」委員
主要業績
[01] 清水みゆき『近代日本の反公害運動史論』日本経済評論社 1995年
[02] 清水みゆき「漬物に関するフードシステムと原料調達」高橋正郎編著『野菜のフードシステム』農林統計協会 2000年所収
[03] 清水みゆき「フードシステムと環境問題」稲本志良ほか編『農と食とフードシステム』農林統計協会 2002年所収
[04] 清水みゆき「食品の安全性と食をめぐる環境問題」(高橋正郎編著『食料経済』理工学社、2004年)
[05] 清水みゆき「加工用原料の供給と商社の役割」(共著『食と商社』日本経済評論社、2006年)


Copyright (C) NIHON UNIVERSITY College of Bioresource Sciences Department of FOOD ECONOMICS. All Rights Reserved.