行動診療科

犬と猫の問題行動と高齢期の認知症様の行動変化の診察を行なっています。問題行動とは、人に危害を及ぼしたり人を困らせたりする行動のことです。

行動診療科について

診察では時間をかけた医療面接を行い、ペットの心理を明らかにしながら、各家庭に合った治療方針をご提案します。治療はペットとの暮らし方指導や動物の行動を変える行動療法が中心となります。薬物療法を実施することもあります。

当診療科の診察対象となる主な疾患

  • 人への攻撃(噛みつきなど)
  • 動物間の闘争
  • 過度な吠え/興奮
  • 過度な怯え
  • 不適切な場所での排泄
  • 異嗜(食餌として不適切な物を食べる 食糞を含む)
  • 自傷/反復行動(毛をむしる、舐め続ける、回転する、尾に攻撃する、光/影を追う)
  • 認知症様の行動(認知機能不全症候群)
  • その他、飛びつき、拒食、不眠など

ホームドクター様へ

お電話で予約をお取りいただいたのち、飼い主様に行動診療科の問診票(本ページ中ほどよりダウンロード)をお渡しいただき、記入済みのものを紹介状とともにFAXにて予約日前日までにご送付ください。また飼い主さまに事前にこのページをお読みいただくようご案内ください。

行動診療科へはじめて来院される患者ご家族様へ

  • 問診票への記入

初診日より前に、下の問診票のうち必要なものに記入し、紹介元の動物病院に提出してください。(飼い主様からの直接の送付は受け付けておりません。)

  • 準備
*初診はできるだけ家族全員でご来院ください。
*診察中ペットが退屈せずに済むよう、トリーツやおもちゃなどペットの喜ぶものをご持参ください。
*可能であれば問題行動を動画に撮影してお持ちください。(攻撃行動については、動画撮影は危険ですので結構です。)
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  • 診療時間

初診は医療面接で2-3時間要します。臨床検査を行う場合は半日かかることもあります。
再診は、2週間〜1ヶ月間隔で行い、1回あたり30分〜1時間かかります。

  • 薬物療法について

行動診療科では不安感を緩和する薬物療法を提案することがあります。お薬を使うことでペットの不安が緩和され、飼い主さまも暮らしやすくなると見込まれる場合です。薬物療法を希望されないご家庭については行動療法のみで治療を進めることも可能です。

  • 初診までの間の対策

初診までに、人や同居動物が深刻な危害を受けたり、自傷で患者自身が傷を負う危険がある場合は、受診までの期間に以下のパンフレットにある初期対応を実施してください。パンフレットで対応できない場合は、かかりつけ動物病院を通してご相談ください。

【初期対応】人(家族)への攻撃

【初期対応】動物同士の闘争

【初期対応】自傷

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