臨床獣医学教育

ANMECでは次世代の獣医師を養成するため、獣医学科学生に対する臨床教育を担っています。

Student Doctor制度

獣医学科学生は、院内で「Student Doctor」あるいは「Student」の表示があるネームプレートを着用しています。
「Student Doctor」とは、学生が総合参加型臨床実習を通じて診療に参加する際に、その学生の知識、技能、態度が一定水準以上であることを保証するものです。「Student Doctor」を取得するためには、獣医学教育支援機構による共用試験に合格する必要があります。獣医学科の学生は、5年生の前期に共用試験を受験します。
また、「Student」とは、獣医学科4年生あるいは共用試験認受験前の学生であることを示しています。

学生に対する臨床教育

総合参加型臨床実習は、獣医学科5年生の学生を対象に後期(9月~3月)に院内で実施されます。学生は小グループに分かれ、各診療科をローテーションし、実際の臨床例の診断や治療などについて、教員から直接的に指導を受けながら、学びます。本実習は、診療の進め方や考え方を実地で学ぶものであり、獣医学教育上、非常に大切なものです。当院は大学付属動物病院として教育機関でもあることから、飼い主様におかれましては、ご理解のほどお願いいたします。

ANMECでの臨床教育は、非常に重要な社会的な役割を担っています

研修医制度

当院には、獣医師を対象とした研修医制度が整備されています。研修医制度は4年間のコースになっており、最初の2年間は全ての診療科をローテーションしながら診療を行うことで研修を受けます。また、後半の2年間は診療科(外科系、内科系診療科)に専属し、より専門的な診療を通じて高度な研修を行います。

学生教育とともに、研修医教育はANMECの重要な社会的活動です

生涯教育制度

獣医師は卒業後も生涯にわたって研修することが必要です。ANMECではANMECセミナーを開催し、周辺の獣医師向けのセミナーを開催しています。日本大学の教員を始め、他大学や海外の先生にも講師として講演をお願いし生涯教育のプログラムを充実させています。

上部へスクロール