診察の予約と来院

初診の予約

当院の予約は、紹介病院(かかりつけの動物病院)よりお電話にて承ります。個人(飼い主様)からの直接の予約は出来ません。また、診療は完全予約制で、エキゾチックアニマルの診療はしていません。

診察日のご注意

当院での診療は、全身麻酔下での特殊検査を実施することが多いため、絶食絶水指示が出ていることがあります。初診日に来院される際には、紹介病院の先生から絶食指示等について、説明を受けてください。来院前に食べさせてしまいますと、麻酔が必要な診断や治療を受けられなくなってしまいますので、どうかご注意下さい。

診察日に持参いただくもの

診察に際して、いくつかの同意書にご記入をお願いしています。そのことから、印鑑をご持参ください。また、内服している薬(あるいは薬品名と内服量が分かるもの)、これまでの血液検査などの診療データ、CTやMRIの画像データ(ディスクやフィルム)をお持ちの場合は、診療日にご持参いただきますと、診療にとても役立ちます。

問診票の記入

当院を初めて受診する際には、受付で問診票に記入していただきます。問診票は、ダウンロードが出来ますので、あらかじめご用意することもできます。
また、問診票2ページ目には、採取した血液などのサンプルの取扱い、総合参加型臨床実習への協力のお願い、個人情報の取扱いについての同意書となっています。ご一読いただき、ご署名をお願いいたします。

診察にともなうお願い

安全・円滑に診察を行うために

スタッフの咬傷防止などの安全対策のため、院内でお預かりした犬や猫にエリザベスカラーを装着いたします。また、猫の場合は、引っ掻き傷による事故を防止するため、お断りせずに爪を切ることがございますので、どうかご了承下さい。

診療のための毛刈り

採血および点滴の針を静脈に挿入するときに、血管確保と感染防止の観点より、四肢の血管部位の毛刈りをしますので、ご理解下さい。また、心電図を取る場合には、心電図の電極を足先の肉球(パッド)に貼り付けます(痛くありません)。心電図は心臓から発生するごく微弱な電気活動を記録しますので、足裏に毛が多いとうまく心電図が取れません。そのため、足裏の毛を刈ることがあります。また、心電図を取ることで心臓の状態を常時モニターすることは、安全に麻酔を実施する上で、とても重要です。

MRI検査については、装置から強力な磁場が発生しているため、足先に電極を貼っても心電図を得ることが出来ません。MRI検査には全身麻酔が必要ですので、心電図が取れないことは大きな問題です。この問題を解決するため、胸部にMRI用の特殊電極を貼ります。その際に胸部の毛を刈りますので、ご了承下さい(毛を刈る部位は、神経科のページのイラストをご覧下さい)。

診療機器故障時の対応
当院ではCT、MRI、放射線治療装置を始めとする多数の先端的診療機器を備えています。これらの機器の保守には留意していますが、時には予期せぬ故障が生じることがあります。重要機器に故障が発生した場合、診療内容や予約の変更をお願いすることがございますが、どうかご理解の程よろしくお願いいたします。

入院と手術

手術について

手術日は、火曜日と金曜日です。動物のお預かりは、手術当日ではなく手術前日です。前日のお預かりの時刻は、担当獣医師から説明があります。手術前日には食事、飲水の制限はありませんが、投薬は指示に従ってください。

入院について

入院日に入院届けを受付に提出していただきます。

※返却の必要の無いタオル、その他フードや敷物などがございましたら、担当獣医師とご相談ください。

面会について

面会時間は、平日の15:0017:00にお願いいたします。休日、祝祭日、本大学の定める休診日の面会については、担当獣医師とご相談ください。

診察費のお支払い

各種お支払い方法

当院での診療費のお支払いは、現金のほかに、各種クレジットカード、電子マネーがご利用いただけます。

分割払いはクレジットカードで承っていますが、現金での分割払いはできません。

会計業務は17時までです。診察終了が17時以降となった場合は、次回来院時に受付でお支払い頂くか、請求書が郵送されますので、銀行でのお振込みをお願いいたします。なお、お振込み手数料は、飼い主様負担となります。

入院時の会計は、退院時にまとめてご精算となります。

ペット保険について

当院はペット保険会社と提携していません。そのため、診療費は一旦全額お支払い頂き、飼い主様ご自身で保険会社に請求手続きをしていただきます。

保険請求に診断書が必要な場合には、担当獣医師にお申し付けください。なお、文書作成料を頂いております。

その他のご案内

AED装置

当院では受付窓口向かいにAED装置(自動体外式除細動器)を設置しています。

AEDは小型の器械で、胸の上(皮膚に直接)に貼り付けたパッドに備わっている電極から、心臓の状態を自動的に判断します。もし、心室細動という不整脈(心臓が血液を全身に送る出すことができない状態)を起こしていれば、強い電流を一瞬流して心臓にショックを与えること(電気ショック)で、心臓の状態を正常に戻す機能を持っています。

器械の電源を入れれば音声が使い方を順に指示してくれるので、誰でもこの器械を使って救命活動を行うことができます。

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