研究室の目指すもの


食品成分の生理機能を見いだし社会に貢献

食品成分の病気に対する予防作用と生理機能を分子レベルで解明

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  • 食品が、脳卒中、心臓病、糖尿病および、がんなどの生活習慣病を阻止し、予防する機構が次第に明らかになってきました。しかし、どのような食品成分が、どのように身体に作用して病気の発生を調節するかなどは、よく分かっていません。もし、これらの詳細が明らかになれば「食品による病気予防」の可能性が大きく広がります。
  • 当研究室ではこれまで「食品成分の生理作用や疾病予防作用」に関する研究を強く押し進め、食品成分の細胞レベルでの作用特性を解析し生活習慣病に対する食品成分の健康効果について多くの知見を示し、その成果の一部を国際専門雑誌に報告してきました。
  • 一例を紹介しますと、動脈硬化発症に深く関与する血管内皮細胞の詳細な解析から動脈硬化の発症機構を示し食品成分の予防特性を示してきました。また、脳卒中モデルラットの脳細胞の詳細な解析から、脳卒中の新たな発症機構を示し、さらに食品成分の脳卒中予防の可能性を明らかにしてきました。
  • このような研究は、健康長寿、すなわち元気な状態で身体を維持・保ちながら長生きすることを標榜する21世紀において、益々重要になると思います。
  • 今後も当研究室では、これら食品成分の病気に対する予防作用と生理機能を分子レベルで解析し、食品の持つ幅広く多様な作用特性を科学的に示し、これら分野の研究を大きく発展させて、健康長寿に微力ですが貢献したいと考えています。

「応援される研究室」 に成長

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  • これからの時代は「社会」と「地球環境」を重視して「社会から認められて良し」とされる集団が、 継続して生き残れる時代だと言われています。
  • 当研究室では「食品成分の健康効果」を見出すとともに、卒業研究などの学生に対する研究教育を通じて 「食品の健康に対する役割」についてしっかり学べる環境を提供し、 食品についての正しい知識や考え方を身につけた学生を社会に送り出したいと考えています。
  • そして「人間」と人間を含む「地球環境」に食品という観点から微力ですが貢献できたらとも考えています。 これらのことから、広く社会から必要とされ「是非、この研究室を応援したい」と言われるような研究室に成長できればと願っています。

食品栄養学研究室
教 授  山形 一雄

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