研究グループと内容
2.アストロサイトグループ
2.アストロサイトグループ
脳卒中の発症機構に関する研究
- 脳卒中は、脳の血管が詰まったり、破れたりして、その先の細胞に栄養が届かなくなって、脳細胞、特に神経細胞が死んでしまう病気です。
- 脳卒中は死亡率が高く、完全な治療法が無い為、食品による予防が大変重要です。
- この研究グループでは、ヒト脳卒中モデル動物である脳卒中ラット(SHRSP)の脳細胞、特に神経細胞に栄養供給しているアストロサイトを使用して、脳卒中の機構と食品成分の脳卒中予防効果を調べています。
これまで脳卒中ラットの神経細胞がアポトーシスを誘導しやすい特性を有することを示し、この性質が脳卒中を誘発させる要因であることを解明してきました。また、この時、アストロサイトから神経細胞への栄養供給が神経細胞死予防で重要なことも明らかにしてきました。
脳卒中ラットから分離培養した神経細胞の脳卒中状態での変性
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研究の目的
脳卒中ラットから分離した培養アストロサイト使用
- 脳卒中発症の機構
- 食品成分の脳卒中予防作用
脳卒中とは
- 脳の血管が詰まったり、切れたりして神経細胞が死ぬ病気。
- 死亡率が高く、生存できても寝たきりやリハビリ。 食品による予防は重要。
脳卒中ラット(SHRSP)
- ヒトと同様、高血圧と脳卒中を発症して死亡するモデル動物
アストロサイトの働き
神経細胞の生存サポート
- 神経への栄養供給
- 神経の機能を調節
研究した食品成分
神経細胞の生存サポート
- 神経への栄養供給
- 神経の機能を調節
卒論課題の例
- 脳卒中ラット由来アストロサイトの栄養供給と温州ミカンに含まれる成分の影響
- 脳卒中ラット由来アストロサイトの脳浮腫刺激とビタミンEの影響