2024年11月9日,日本大学・獣医学科では2024年度卒業研究発表会が開催されました.
本研究室から6名の6年生が,3年間の研究成果を発表しました.
研究対象が,シロイルカやハクジラ類の細菌から,カバ,キリン,ジュゴンの腸内細菌まで,バラエティ豊かな学年でした.卒業研究では,海の哺乳類と陸の大型動物,それぞれの生命を支える微生物たちの世界に,6名が独自のアプローチで迫りました.会場からは次々と質問が飛び交い,熱気あふれる発表会となりました.3年間の研究活動から見えてきた,動物と微生物の興味深い関係性…一つひとつの発表が,新たな発見の物語を紡ぎ出す素晴らしい機会となりました.
発表者と研究テーマ:
- 秋葉 開人:シロイルカの気管支肺胞洗浄液から分離された新種Mycoplasma属細菌
- 千田 詩葉:分子系統解析から探るハクジラ類とUreaplasma cetiの共進化
- 佐藤 多美:培養細胞を用いたイルカ類とUreaplasma cetiの共生関係の検討
- 鈴木 秀治:カバ腸内に棲息する細菌種の同定
- 松若 流星:キリン特有の消化管内細菌の探索
- 田代 智栄:ジュゴンの特異な生存戦略を支える腸内細菌の推定
