博士課程4年の田代楓さんが,オーストラリアのパースで開催された,国際海生哺乳類学会(The Society of Marine Mammalogy)の隔年会議である25th Biennial Conference on the Biology of Marine Mammals (SMM2024)でポスター発表を行いました.博士課程を通して取り組んできた独自のイルカ細胞株について,その作製方法や有用性を国際的にアピールしました.

現地では,海生哺乳類研究に取り組む日本人研究者の方々とも交流することができ大変お世話になりました.改めて,日本という国の海生哺乳類研究における存在感やポテンシャルを感じることができました.

発表の詳細
演題名:Establishment of novel dolphin cell lines as versatile tools for cetacean research and conservation (鯨類の研究および保全における汎用ツールとしての新規イルカ細胞株の樹立)
発表者:Kaede Tashiro, Takao Segawa, Miwa Suzuki, Takuya Itou.

発表内容の関連論文
1)Tashiro et al. In Vitro Cell Dev Biol Anim. 2024; 60(9): 961-964. DOI: 10.1007/s11626-024-00939-7.
2)Tashiro et al. In Vitro Cell Dev Biol Anim. 2024; 60(1): 98-105. DOI: 10.1007/s11626-023-00831-w.
3)Tashiro et al. In Vitro Cell Dev Biol Anim. 2023; 59(7): 536-549. DOI: 10.1007/s11626-023-00786-y.

また,本研究発表は以下の発表支援を賜りました.
この場を借りて心より御礼申し上げます.
・Student travel grants (Society for Marine Mammalogy)
・若手研究者国際学会発表支援(日本野生動物医学会)
・第36回加藤記念国際交流助成(加藤記念バイオサイエンス振興財団)

(航空便の都合で一日空き時間があったので、“世界一幸せな動物”ことクオッカワラビーに会ってきました!!)

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