Laboratory of Tropical Crop Science
熱帯資源作物研究室

「熱帯作物の価値を再評価し、地域に役立つ研究につなげる」

熱帯地域の作物には、日本で関心が薄い雑穀類や全く知られていない作物がたくさんあります。
これらの作物の特性を明らかにすることで、途上国、あるいは日本の社会に役立つ研究を実施しています。

研究室紹介

熱帯資源作物研究室は、熱帯を中心とした開発途上国における作物や植物に注目し、その栽培方法や利用についての研究をしています。
また、作物の品種改良や、品種改良をするために遺伝子の分析などもおこなっています。
時には効果的な品種改良のため、遺伝的な分析をする目的で熱帯の植物を現地で探索することもあります。
圃場での作物の栽培や研究室内での実験、現地でのフィールドワークが研究室活動です。
卒業後は、種苗会社、農業協同組合や農家など農業に関係する分野に就職したり、農学系大学院、青年海外協力隊などに進み、学問や国際協力の現場で活躍しています。

  • 藤沢市長後の地産地消プロジェクトでの田植え

  • 長野県木祖村にて地域おこしのための作物の播種作業

教員

Nobuyuki KURAUCHI
倉内伸幸教授

略歴
  • 1964年:長野県生まれ
  • 1989年:信州大学大学院農学研究科修士課程(園芸農学専攻)修了
  • 1989年〜1993年:青年海外協力隊参加(チュニジア:食用作物)
  • 1993年〜1999年:日本大学生物資源科学部(旧:農獣医学部)助手
  • 1999年〜2002年:日本大学生物資源科学部専任講師
  • 2002年〜2012年:日本大学生物資源科学部国際地域開発学科助教授 ・准教授
  • 2013年〜現在:日本大学生物資源科学部国際地域開発学科教授

Futoshi KATO
加藤太准教授

略歴
  • 2002年:信州大学農学部食料生産科学科卒業
  • 2008年:京都大学大学院アジア・アフリカ地域研究研究科博士課程修了・博士(地域研究)
  • 2008年〜2009年:京都大学大学院アジア・アフリカ地域研究研究科研究員
  • 2009年〜2012年:信州大学農学部研究員
  • 2012年〜2013年:日本学術振興会 特別研究員(PD)
  • 2013年〜日本大学生物資源科学部国際地域開発学科助教
  • 2016年〜日本大学生物資源科学部国際地域開発学科専任講師
  • 2020年~現在:日本大学生物資源科学部国際地域開発学科准教授

Futoshi SASAKI
佐々木大助教

略歴
  • 2008年:日本大学生物資源科学部国際地域開発学科卒業
  • 2010年:日本大学大学院生物資源科学研究科博士前期課程修了
  • 2013年:信州大学大学院総合工学系研究科博士課程修了
  • 2013年〜2014年:農研機構北海道農業研究センター契約研究員
  • 2014年〜2017年:青森県産業技術センター農林総合研究所研究員
  • 2017年〜2019年:日本大学生物資源科学部国際地域開発学科助手
  • 2019年〜現在:日本大学生物資源科学部国際地域開発学科助教

この研究に注目!!

Study1
アジアやアフリカで紀元前から利用されている雑穀や熱帯野菜の遺伝、生態、利用が主な研究テーマです。
加えて、東アフリカのウガンダでは、JICA専門家と協働で在来作物と新規導入作物ネリカ(畑で栽培するイネ)の研究を進めており、ウガンダでの農家の所得向上を目指しています。
タンザニアでは、水稲やバナナの栽培方法について研究をしています。また、これらの作物だけでなく、その作物を栽培する人々の暮らしやそれをとりまく社会についての調査もしています。
こうした研究成果を総合して、現地の発展に少しでも貢献できればと考えています。
また、ミャンマーでは山岳地帯に住んでいる少数民族の所得向上を目指して、現地で研究室の学生が様々な試験研究を実施しています。
  • ウガンダでの作物栽培調査

  • タンザニアの村人への聞き取り調査

  • ミャンマーでの作物栽培状況の聞き取り

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