International Development Lab
国際開発研究室

「この世界から、どうしたら、食料不安や貧困をなくすことができるでしょうか。」

世界で飢えに苦しんでいる人は8.2億人(WFP・FAO、2017年)です。
その5人のうち、1人はサハラ以南アフリカに住んでいます。
なぜ、このような問題が起こるのでしょうか。またどうしたら解決できるのでしょうか。
長い間、アフリカの現場で考えてきました。
先進国に住む私たちのライフスタイルも見直すことが大切です。

研究室紹介

初めてアフリカの地、ケニアを訪れてから40 年以上が経ちます。
開発途上国の開発問題、とくに東・南部アフリカ地域での農業・農村開発について社会科学的にアプローチしています。
開発を積極的に進めるというよりは、経済的、政治的、社会的な変化に対して、個々の農民や集団としての農村社会が、どのように行動し、対応しているかを中心に研究しています。
総合的アプローチで対象社会を捉えようとしています。1990 年代から南部アフリカのザンビア農村で調査をしてきました。
現在の研究テーマは、農業の生産技術や土地制度の変化、農村生活の多様性と農業・農村開発などに取り組んでいます。

  • 群馬県富岡製糸場

  • 日本最古の学校「足利学校」

教員

Kazuo HANZAWA
半澤和夫特任教授

略歴
  • 1951年:宮城県矢本町生まれ
  • 1974年:日本大学農獣医学部拓植学科卒業
  • 1981年:日本大学院農学研究科博士課程退学(農業経済学専攻)
  • 1981年:日本大学農獣医学部助手
  • 1994年3月〜95年2月:英国イースト・アングリア大学客員研究員
  • 2001年〜現在:日本大学生物資源科学部国際地域開発学科教授

この研究に注目!!

Study1
東・南部アフリカでは、現在トウモロコシが重要な主食になっています。
でも、この作物は外来のものです。
奴隷貿易や植民地時代に普及したといわれていますが、詳しく調べています。
また地球の温暖化や乾燥化により、トウモロコシ栽培はどうなるのでしょうか。
Study2
人口増加や農業の商業化に伴い、水資源が簡単に利用できる湿地帯が農業生産に充てられるようになっています。
このような湿地の開発によって農村では、どんな変化が生じているのでしょうか。
また土地制度のあり方にどう影響しているのでしょうか。
  • 小型エンジンポンプの導入

  • 乾季のトウモロコシ栽培

  • 農業生産資材の販売店

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