メイプルシロップは“サトウカエデ” から採れるのをご存知ですか? 森林資源科学科で、演習林の敷地にサトウカエデの苗木を植えて育てて、その恵みをいただこうという、とってもスウィートなプロジェクトがはじまりました。サトウカエデは北米東部に広く分布し、樹高が30 ~ 40mになる落葉高木です。2 ~ 3 月ころ、幹に小さな穴をあけて樹液を集め、これを煮詰めるとシロップになります。もちろん、育てるのはたいへんですし、長い時間がかかります。でもいつか、森から採れたメイプルシロップをパンケーキにかけて、育てたみんなで味わえたら…。そんな夢がふくらみます。
こちらは、ちょっぴりスパイシーなプロジェクトです。シナモンはセイロンニッケイやニッキとも呼ばれるクスノキ科の樹木です。スパイスとして使われる“シナモン” はこのシナモンの木から採れるのです。そこで、メイプルシロップの森と同じように、苗木を植えてシナモンの森を作ることにしました。シナモンは熱帯性の常緑樹です。樹皮をはいで外皮をとりのぞき、乾燥させたものが香辛料となります。自分たちで育てたシナモンはどんな香りがするのでしょうか。