日本大学生物資源科学部 くらしの生物学科 Department of Bioscience in Daily Life
日本大学生物資源科学部 くらしの生物学科 Department of Bioscience in Daily Life
くらしのバイオ 研究室

食と健康 研究室

教員紹介

山下 正道 准教授
YAMASHITA Masamichi

  主な担当科目

  • 食と健康科学
  • 食品保存・安全管理学
  • 公衆衛生学
  • 食品科学実験

近藤 春美 准教授
KONDO Harumi

  主な担当科目

  • 食品栄養科学
  • 伝統食品論
  • 食品科学実験

研究内容

炎症性疾患に作用する生物資源の探索

食品アレルギーは主に、ぜん息やアトピーと同様の I 型アレルギーと呼ばれるメカニズムで発症することが知られています。現在、食品成分を中心とする天然物の中から、I 型アレルギー性疾患の発症で大きな役割を果たすマスト細胞を用いて、アレルギーで起こる反応を妨害する物質を探しています。またそれらの物質が、アレルギーを含む炎症性疾患に対して、どの細胞のどのような要素を介して発症や治癒に関与しているのかを追求しています。

善玉コレステロール

善玉コレステロールの機能を改善して 動脈硬化を防ぐ食品成分に関する研究

日本人の死因の約3割は心血管疾患や脳血管疾患といった動脈硬化を基盤とした疾患です。善玉コレステロール(HDL)は、動脈硬化巣中マクロファージ細胞にたまったコレステロールを引き抜いて、動脈硬化巣を小さくする機能をもっています。この「引き抜く力」が大きいほど、動脈硬化予防作用がある食品成分と考えられます。現在、健康に良いといわれていながら未だ詳細が明らかとなっていない食品に着目し、HDLによるコレステロール引き抜きを改善して動脈硬化予防作用を有する成分の探索とその機序の解明を目指して研究しています。

動脈硬化を起こした血管→食品成分→健康な血管