日本大学生物資源科学部 くらしの生物学科 Department of Bioscience in Daily Life
日本大学生物資源科学部 くらしの生物学科 Department of Bioscience in Daily Life
くらしのバイオ 研究室

くらしのバイオ 研究室

教員紹介

安齋 寛 教授
ANZAI Hiroshi

  主な担当科目

  • 生物有機化学
  • 応用昆虫飼育学
  • くらしのバイオテクノロジー
  • バイオサイエンス実験

炭山 大輔 専任講師
SUMIYAMA Daisuke

  主な担当科目

  • 細胞生物学
  • 保全生物学
  • バイオサイエンス実験

研究内容

カブトムシの腸内細菌に関する研究

カブトムシ幼虫の腸内細菌が森林の物質循環に果す役割を研究しています。カブトムシに代表される森林昆虫は、森林で古い樹木が枯れて腐り、新しい樹木が育つのを助けています。特にカブトムシの幼虫は降り積もった落ち葉や枝が腐った腐葉土をたくさん食べて土に返しますが、その時に腸内に住む微生物が腐葉土の成分を分解し、カブトムシ幼虫の栄養になる成分を作り出します。そこでどんな種類の微生物が働いているかを、遺伝子解析の技術を使って調べています。

カブトムシ幼虫

野生動物の保全医学的研究

野生動物とヒトとの共生は、微妙な生態系のバランスによって成立しています。そこでヒトを含む生物群集と環境との相互関係を保全生物学(医学、遺伝学)的視点から究明することを目的として研究を行っています。

野生動物

ノート野生動物の保有する食中毒菌に関する研究

小笠原諸島や沖縄で問題になっているグリーンアノール(外来種)が保有するSalmonella菌の検出とその薬剤耐性についての研究。(Sumiyama et al., J Vet Med Sci. 2014)

ノート鳥類の保有する住血原虫の検出と 遺伝的多様性に関する研究

奄美大島に生息する天然記念物ルリカケスを代表とする野生鳥類や飼育下ペンギン類の保有する鳥マラリア原虫(Plasmodium sp.)の検出と、その遺伝的系統解析。