会長挨拶

食品ビジネス学科校友会〔いもづる会〕会長
1980(昭和55)年卒(34期・マーケティング研究室)

 青木 泰祐

 

 いもづる会会員の皆様におかれましては、日頃より会運営へのご理解・ご協力を賜り厚くお礼を申し上げます。

 本年2023年(令和5年)は、食品ビジネス学科創設80周年・学科校友会(いもづる会)発足75周年の節目の年となりました。本年3月に本学科から卒業生された学生数は140名で、学科発足時の農業経済学科~食品経済学科~食品ビジネス学科を通じ、75期までの卒業生総数は10,471名となり、いもづる会会員が1万人を超える組織となっています。

 創設当初から食品経済学科までは、文系学科として、主に農業を中心とする食料品に関わるテーマで時代に即した講義やゼミ・研究室での活動が中心であったと認識しております。その後、食品の生産から流通・販売に至る新たな多様な様式が生まれるにつれ、理系的な目線も取り入れながら、食品全般をより実践的に学ぶ食品ビジネス学科として活動し、現在に至っております。

 いもづる会会員は、学科が農業生産から食品流通、食品メーカーなどの業界はもとより、金融、行政、教育など幅広い分野に対応できる人材育成を行っていることにより、視野の広い感覚を持ち社会に貢献できる卒業生を輩出し、日本大学の精神である「自主創造」のもと、各分野で活躍しております。

 今後は、会員各位の知識と経験などを活かしながら、いもづる会会員の更なる交流と在学生への強力な支援策を打ち出すことが、いもづる会執行部の役割と認識しております。そして、会員の皆様へ具体的なご提案をいたしたく、幅広い方々にご意見やご要望を頂戴しながら、会発足80周年までの行動目標を掲げてまいりたいと思っております。さらに、多くの会員の皆様から資金面でのご支援や、在学生・受験生に対するご経験にもとづく講演会やワークショップなども開催できればと思っております。

 多くの会員の皆様が卒業後、学部・学科との係わりがなくなり、現在の湘南キャンパスへ行っても、訪問する場がないと思っておられる方が多いと思います。学科へ足を運びやすい環境整備も、教職員の皆様と協議しながら、つくり上げていきたいと考えております。

 いもづる会では、学科情報のタイムリーな提供や会員間の情報交流のお手伝いなどもあわせて行っていければと考えております。本会の活動が、お一人お一人の心の拠り所の一助となるよう、役員一同より一層の努力をしてまいる所存ですので、今後とも、ご支援ご協力の程よろしくお願い申し上げまして、私からのご挨拶とさせて頂きます。