ミルク科学豆知識
みなさまから寄せられる質問の中から、知っておきたい豆知識をご紹介いたします。
動物の乳の事。
特に牛乳を指すことが多い。
牛乳は栄養価がきわめて高く、健康飲料のひとつとして広く利用される。
乳牛と呼ばれる種類のホルスタインやジャージー牛などから多く産出される。
日本国内で販売されている牛乳は、すべて国産100%である。
水で薄めたり、生乳以外のものを入れると牛乳とは表示できなくなる。
牛乳をからは、ヨーグルト、チーズ、バター、クリームなど多くの食品が作られる。
ヨーグルトは「はっ酵乳」です。
はっ酵乳とは、ミルクを乳酸菌や酵母の働きではっ酵させたものです。
はっ酵乳はとても古くからある食べ物で人々の健康増進に役立って来ました。
商品としては、カップに入った固形物ものから、飲むタイプまでいろいろなものが販売されています。
ヨーグルトに使われている主な乳酸菌は、ビフィズス菌、ガセリ菌、ブルガリクス菌、アシドフィルス菌、サーモフィルス菌といったものがあります。
乳酸菌の中には、善玉菌としての健康効果を期待できるものもあります。
有名なのはビフィズス菌で、もともと腸内にも存在しますが、さらにヨーグルトで補おうというものです。
ガセリ菌SP株は胃酸でも死なず生きて腸まで届き、しかもそこに長くとどまることが確認され、最近使われるヨーグルトも出てきました。
チーズは原料となるミルクを発酵、熟成させたものです。
チーズは製造方法によってプロセスチーズとナチュラルチーズに大別されます。
ナチュラルチーズは原料乳に、酸や酵素を加えて凝固させたあと、発酵、熟成を行ないます。
加熱や殺菌などを行わないので味わいや風味が幅広いのが特徴です。
プロセスチーズは何種類かのナチュラルチーズを混ぜ合わせ、加熱溶解後、味を調整して固めたものです。
味が均一で、保存しやすく子供から大人まで、だれにでも食べやすいという特徴があります。
日本ではプロセスチーズが主流ですが、近来はワインのおつまみなどにいろいろなプロセスチーズがヨーロッパから輸入されポピュラーになってきました。
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