データの集計

平均値の計算

平均値を求めるには、合計をデータ点数で割れば計算できますが、そのようなことをしなくてもエクセルには一発で平均値が計算できる関数が準備されています。関数を入力するやり方はいくつもありますが、一番わかりやすい方法を紹介します。まず、平均値を表示させたいセルを選択します。ここではM17になります。そして、メニューバーの「挿入」−「関数」を選択してください。

すると下図のようなメニューが現れるので、「関数の分類」の中の”統計”を選び、「関数名」の中から”AVERAGE”を選び、OKを押してください。

続いて、以下のような画面となるので、下図のマウスカーソルと同じ場所をクリックしてください。

すると、このメニュー画面が小さくなるので、平均値を計算させたい一番上のセルを選択したら、マウスの左ボタンを押したまま一番下のセルまでマウスを移動させた後、ボタンを離します。するとその範囲が自動的に指定されます。この図では一番上のセルがM3、一番下のセルがM5です。これで、OKボタンを押すと計算結果がそのセルの中に表示されます。

この例では20℃0Mpaの平均値だけを計算していますが、同様の操作を繰り返して、とりあえず処理後1日後の20℃-0.4Mpa、15℃0Mpa、15℃-0.4Mpaを計算してください。数式を入れるセルと、その対象となるセル範囲は以下のとおりです。

処理区名
平均値を入れるセル
計算対象セル範囲
数式
20℃0Mpa
M17
M3:M5
=average(M3:M5)
20℃-0.4Mpa
M18
M6:M8
=average(M6:M8)
15℃0Mpa
M19
M9:M11
=average(M9:M11)
15℃-0.4Mpa
M20
M12:M14
=average(M12:M14)

処理1日後の平均値を計算したら、それを処理2、3、5、6日後の平均値を入れるセルにコピーしてしまいます。まず、コピー対象となる一番上のセル(M17)を選択し、マウスの左ボタンを押したまま、コピー対象の最後のセル(M20)までマウスを動かし、左ボタンを離します。続いてコピーボタンを押してください。

そうしたら、貼り付けをしたいセル範囲の一番上の行だけを選択し、貼り付けボタンを押します。

すると、残り全てのセルに数式がコピーされると同時に、再計算され正しい計算結果が表示されました。