学生へ新鮮野菜を提供

学部校友会の神奈川県支部の畑作業グループは、神奈川県在住の卒業生・大学院修了生および関係者で構成され、現在約30名がメンバーです。畑は、学部より約60坪、地元の地主様からは約150坪、合計210坪の畑を借りています。支部メンバーは自主参加で週に2回、この畑を運営しています。

 対象作物は、主にジャガイモ、タマネギ、ピーマン、キュウリ、ミニトマト、ホウレンソウ、ソバなどを栽培し、自分たちの好みに合わせた多彩な野菜づくりを楽しんでいます(写真1-3:ジャガイモ収穫作業)。特にソバは学部学科との協力で製粉し、毎年農場でそば打ち試食会を開催しています。このイベントは参加者に大変好評です。

 また、これまでに藤沢市のフードバンクや子ども食堂へ野菜類を寄贈する活動も定期的に行っています。

 支部の活動拠点となっている支部ハウスは、スマートアグリハウス温室の西側に位置しています。新型コロナ感染拡大前には、馬術部へカレーの食材としてジャガイモやタマネギを提供していました。  今年、在学生への食材還元を目的に、学部校友会と学生課の協力を得て、学食「スカーレット」(1号館地下1階)との提携が実現しました。畑作業グループで栽培されたジャガイモ83kgとタマネギ65kgを使用したポテトフライやポテトサラダなどが提供されました(写真4-5)。日替わりのサラダは、人気のメニューとして多くの在学生に新鮮で美味しい野菜の味を楽しんでいただけました。学生食堂での提供を通じて、学部校友会と神奈川県支部とで提供する地元産の食材への関心が高まり、食事をより身近に感じてもらえたことが伺えます。このような取り組みが、学生の食生活に新しい価値をもたらしたと感じています。これまでの畑グループの活動が、在学生や地域に小さな影響を与えることができたことを心より嬉しく思い、支援してくださった関係者の皆様へ深く感謝します。(神奈川県支部長 稗貫 峻)

収穫作業(写真1-3)
写真4:スカーレット日替わりメニュー
写真5:畑の野菜がアヒージョ風サラダへ

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