博士課程4年の岡本俊輔君の研究成果がInternational Journal of Molecular Sciencesに掲載されました.
本研究では、近年新規抗ウイルス治療薬として期待されているLocked nucleic acidを用いたRNA分解型アンチセンス核酸(LNA gapmer)が日本脳炎ウイルスの増殖を抑制することを蚊媒介性フラビウイルスで初めて証明しました. また、LNA gapmerの塩基配列および修飾核酸特異的なウイルスRNA分解メカニズムを明らかにしました. さらに、本LNA gapmerのヒト神経芽細胞腫由来細胞における有効性および安全性ならびに異なる遺伝子型を示す様々な日本脳炎ウイルス野外株に対して幅広く適用できる可能性を明らかにしました.
本論文は本学実験動物学研究室の越後谷 裕介 准教授が責任著者として掲載されました.
Okamoto S,* Echigoya Y, Tago A, Segawa T, Sato Y, Ito T. Antiviral Efficacy of RNase H-Dependent Gapmer Antisense Oligonucleotides against Japanese Encephalitis Virus. Int. J. Mol. Sci. 2023
論文リンク:https://doi.org/10.3390/ijms241914846
日本大学生物資源科学部 実験動物学研究室 (nihon-u.ac.jp)
