研究内容・研究テーマ

研究分野とキーワード

分離操作

クリーンな溶媒を用いた物質分離
超臨界二酸化炭素、ファインバブル
効率的な抽出分離
超音波の利用、粒子径の調整など
未利用資源の有効利用
果皮・種子などから有用成分の分離

熱的操作

高品位乾燥
材料の性状保持、復水性向上
シェルフライフ向上によるフードロスの削減など
乾燥・伝熱シミュレーション
効率的な乾燥、加熱を目指す
食品中の水分の挙動
水分活性、ガラス転移、冷凍障害の防止など

乳化分散(異相分散系)

ピッカリングエマルション
乳化剤を使用せず粉体で乳化を達成
キャピラリーサスペンション
懸濁液の粘性調整による塗布性改善、新規食品素材の開発
複合エマルションの調製
機能性成分の担持、油脂の酸化防止、食感の改善など

粘弾性流体(レオロジー)

生体由来高分子の高度有効利用
ゲル、分離膜、シート、フィルム、嚥下食などの開発

研究テーマの一例

食の安全性に優れた、
環境適応型のモノづくりプロセス

  • 果物、野菜、海藻類の乾燥工程と製品の復水性
  • 変色反応の抑止と食品の保存性向上
  • 超音波による乾燥工程の高効率化と誘電率による非破壊解析
  • ファインバブルによる疎水性物質の泡沫分離

数理モデルに基づくジャガイモの乾燥特性解析ならびに前処理による復水物性の改善

生体由来の機能性成分の
高度分離と応用

  • 植物(野菜、果物、種)由来の機能性成分(抗酸化性成分等)の抽出分離と酸化抑制の検証
  • 超臨界二酸化炭素による機能性成分のクリーンな分離

超臨界二酸化炭素ならびに共溶媒によるコウボクからの機能性成分抽出とその最適化

生体適合性に優れた
Food Polymer利用の新展開

  • アルギン酸やキトサンなどの生体由来高分子膜の調製と分子認識
  • ゲルに固定化した成分の徐放特性

キトサンを主成分とする生体高分子膜の調製と膜強度ならびに物質分離性能の評価

食品のレオロジー特性に
着目した構造制御と
機能性向上

  • 高分子、サスペンション、エマルション、またはそれらの混合物食品の流動特性、粘弾特性の解明
  • 高齢化時代を見据えた嚥下しやすい食品の開発と評価

ココナッツオイルと抹茶からなるキャピラリーサスペンションの粘弾性挙動解明と実用化

IT時代の
オートメーション食品工場の構築

  • 職人の勘を数値化し、プロセス制御に利用する
  • ゼロエミッションに向けた資源の高度有効利用プロセスの構築

パンの有効熱伝導率の測定と焼成時間の推算ならびにベーキングプロセス制御への応用

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