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生命農学科通信 vol. 43「パイナップルの日」
今日、8月17日は、パイナップルの日だそうです!
パイナップルの研究をしている奈島賢児専任講師にパイナップルの研究の話を聞いてみました!
奈島賢児専任講師:
パイナップルの果肉の色は黄色しかないと思っている方が多いのではないでしょうか。
実は黄色の他に、白の「ゆがふ」という品種や、橙の系統「180-1-08」などもあります。パインアップルは、カロテノイド(黄色の色素)が多いほど、濃い色になります。
私は色の違いはなぜ起こるのか?ゲノムの違いがあるのか?などに興味をもって研究をしています。
これまでに、カロテノイドの合成や分解を担う遺伝子の配列が、品種によって異なることを明らかにしました。
それが果肉の色の違いの原因の一つではないかと思い、研究を進めています。
この研究を進めていけば、これまでにない、とても濃い黄色のパイナップルが作れるようになるかもしれません。
濃い黄色のパイナップルはジュースやドライフルーツにしたときに色が鮮やかで見栄えするので、高品質な新商品の開発に役立つと期待しています。
パインアップルの果肉の色と遺伝子、、難しそうですが、やりがいがありそうですね!
暑い日が続きますが、ぜひパイナップルを食べて元気に乗り切ってくださいね。
🍍パインアップルの研究成果🍍
2020年Breeding Science
2019年Horticulture Journal
Molecular Basis of Carotenoid Accumulation in Horticultural Crops
2017年DNA多型
パインアップルにおけるカロテノイド関連遺伝子の多型解析
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2020年8月17日