拓友会 
日本大学農獣医学部拓植学科/日本大学生物資源科学部国際地域開発学科

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2015年12月8日 ベレンで天皇誕生日祝賀会=1氏、4団体に外務大臣表彰も

【パラー州ベレン発】在ベレン領事事務所(小林雅彦領事所長)は11月25日午後、天皇誕生祝賀会をベレン市内プリンセーザ・ロウサン(旧ヒルトン)ホテルで開催した。日系各団体の代表者や伯人の招待客など約200人が参加した。
 会場には天皇皇后両陛下の御真影と日伯両国旗が飾られ、挨拶に立った小林領事所長は、「天皇陛下は来る12月23日に82歳の誕生日を迎えられる。お健やかな毎日を過ごされています」と陛下の近況を述べた。
 また今回は、外務大臣表彰該当者の発表と表彰も行われた。これは日本と諸外国との友好、親善関係の促進に顕著な功績のあった個人や団体が表彰されるもの。ベレン管内では1個人と4団体が表彰された。個人受賞は、マラニョン日伯協会会長、副会長を歴任し、マラニョン州の日本語教育に多大な貢献をした山田清さん。
 団体では、越知日伯学園、パラー老人クラブ、ベレン日系協会、北伯日語普及センターの4団体が受賞した。
 越智日伯学園は伯国の教育制度に基づく学校でありながら、カリキュラムの中で日本語や日本文化を取り入れた情操教育を行う等、将来の親日家育成に大きな貢献を行ったことが認められた。
 北伯日本語普及センターは設立以来38年に亘り、日本語教育の振興と普及、北伯地域の日系社会の地位向上に努力した結果の受賞だ。
 パラー老人クラブは発足以来、高齢者の親睦を図る活動を通じて、高齢者の社会参加を促進してきた。また機関誌「老荘の友」の発行により、高齢化する日系社会における生活の質の向上、その健全な発展に寄与した功績が評価された。
 ベレン日系協会は創立以来、日本語学校を運営し、約20年間青年層に対する日本語教育において、日系社会に留まらず広くブラジル社会における日本語普及へ尽力してきた実績が受賞につながった。(パラー州通信員 下小薗昭仁)
JORNAL ニッケイ新聞http://www.nikkeyshimbun.jp/2015/151208-62colonia.html

在来種の植林事業目的に バカベイラ市への宅地投資呼び掛け=マラニョン州

マラニョン州サンルイス市近郊のバカベイラ市に2017年、ペトロブラスの製油所が完成予定であることから、同地に土地を所有する農牧畜産業(株)サンタ・クルス社の小林文彦会長が、インフラ整備による雇用創出と土地価格の高騰を見越した宅地物件の購入を勧めている。  その背景には、小林会長が同市及び近郊地に所有する約1万5000ヘクタールの土地にブラジル在来種やチーク材などの樹木を植林し、同地域の活性化と環境保全への思いがある。宅地販売で得た利益を植林事業に回すことが目的だという。  1981年にブラジルを訪問し、日本に帰国後、年に数回ブラジルに足を運んでいる小林会長は訪伯当初、バカベイラ市の自分の土地で肉牛の飼育を行った。その後、状況が変わり、84年からJICAの協力を得てアマゾン樹の植樹を行うことに。当初は苗木を植樹しても思うように生長しなかったが、EM菌のボカシを使用し植林した場合、土壌管理により樹木が生長することを発見した。  しかし、約1万5000ヘクタールの土地にEM菌を使用した場合、総額約70億円がかかるとして、資金捻出に頭を悩ませていた。そうしたところ、ペトロブラスが南米最大の製油所をバカベイラ市に建設することを決定した。  サンルイス市に在住する宅地販売現地側責任者である山田清さんによると、同計画によりペトロブラスは関連企業約200社を呼び込んで5万人の直接雇用を見込んでいるほか、現在約1万2000人の人口が4年後には約20万~30万人に増える可能性があるという。  既に製油所予定地は整地作業がほぼ完了した状態で、道路を隔てた近隣地区に土地を所有している小林会長は、バカベイラ市側からの宅地造成の話を受け入れ、同地を分譲住宅として売りに出している。  全部で約3000区画(1区画は約300平方メートル)のうち第1分譲地(約200区画)は08年に完売。現在第2分譲地の販売を行っており、第3分譲地は来年販売を行う予定だ。  小林会長は販売利益を植林事業に回す考えで、「将来的に考えれば良い投資になるのでは」と分譲地の購入を呼び掛けている。  詳細に関する問い合わせは、サンパウロ市リベルダーデ区ガルボン・ブエノ街で委託販売を行う岡田&大城不動産(電話11・3272・9885)まで。 http://saopauloshimbun.com/archives/15005 2013年10月1日付