水上演習林観察日誌18で紹介したオニグルミとクリは実をたくさん付けました。青葉のころケヤキの木には虫こぶがたくさん付いていました。今年の夏は暑い日が続き、全国的に紅葉は例年より遅いようです。
今年ケヤキの虫こぶが大量に付いていました。そこで、樹木の虫こぶを紹介します。 虫こぶの名前は(植物名)+(形成される部分)+フシ(虫こぶ)で呼ぶことが多いです。例えば「ケヤキハフクロフシ」はケヤキの葉にできる袋状の虫こぶ、「ヌルデハベニサンゴフシ」はヌルデの葉にできる紅色のサンゴ状の虫こぶと言うことです。「エゴノネコアシ」など例外はあります。
![]() ケヤキハフクロフシ |
![]() ナラメリンゴフシ |
![]() ヤナギエダマルズイフシ |
![]() ウツギメタマフシ |
![]() ヌルデハベニサンゴフシ |
![]() ヌルデミミフシ |
![]() ハクウンボクエダサンゴフシ |
![]() マタタビミフクレフシ |
![]() マンサクメイガフシ |
![]() ウダイカンバムレトサカフシ |
オニグルミとクリはたくさん果実を付けましたが、他の樹種の果実が不作だったので、クマに食べられてしまいました。
![]() オニグルミ |
![]() オニグルミ食痕 |
![]() クリ |
![]() クリ食痕 |
11月1日から12月15日まで日本大学生物資源科学部博物館企画展として「水上演習林の森林生態」が開催されています。展示室には「ミニ」ブナ林のジオラマ、水上演習林の植物・動物・実習風景・教員による研究事例等のパネル、昆虫や哺乳類・鳥類の剥製標本、樹木?葉・種子・樹幹・年輪の標本が展示されています。また、動物の鳴き声・風の音等の音声が流れています。興味のある方は御来場ください。
ポスターは こちらよりダウンロードできます。
![]() はじめに |
![]() 研究事例 |
![]() ブナ林ジオラマ |
![]() 剥製展示 |
![]() ツキノワグマ |
![]() おわりに |
(2012年11月)