CAMPUS LIFE

大学院生の学生生活

大学院において充実した研究生活を送るためには、生活基盤の安定や心身の健康が重要です。日本大学大学院では多彩な生活支援制度を設け、入学から修了まで心強いサポートを実施しています。

01

日本大学学生生徒等総合保障制度

日本大学では、学生が安心して学生生活を過ごすことができるよう独自に企画された「日本大学学生生徒等総合保障制度」を導入しています。
本制度は、学内での活動中はもちろんのこと、レジャー・アルバイト・インターンシップ中のケガの補償をはじめ、第三者への法律上の損害賠償責任や扶養者に万一のことがあったときの学業費用の給付など、幅広く補償がうけられる日本大学公認の制度です。
また本学のスケールメリットを活かした団体割引による割安の保険料で「より安心して」学生生活を過ごせるよう万全の体制を整えています。

02

ティーチング・アシスタント制度

本大学院生物資源科学研究科・獣医学研究科には、ティーチング・アシスタント制度(通称TA)があります。この制度は、両研究科の学生が生物資源科学部の指導教員のもとで、授業や実験・実習などの学部教育を補助するものです。TAとなる学生にとっては、学部教育への貢献のみならず、自分自身の将来にとっても教育研究に携わる際に必要とされるさまざまな経験を積むよい機会であり、大学院教育ならではの制度といえるでしょう。

TA経験者の声

安川詩乃さん

安川詩乃さん

生物資源科学研究科
生物資源生産科学専攻博士前期課程修了

卒業生の感謝の言葉が、
なにより心に響きました。

TAとして後輩の卒業研究のサポートなどをしています。一人ひとりの個性に合わせて指導する仕事は、将来、博物館で自然教育などの仕事を希望している私にとって、とても貴重な経験です。卒業する学生から「お世話になりました」と挨拶されたときは、まるで先生のような温かい気持ちになりましたね。もちろん毎月支給される手当も、学業を継続する上で大変役に立っています。

高野美紅さん

高野美紅さん

生物資源科学研究科
応用生命科学専攻博士前期課程修了

“教えること”の難しさに、
気づかされました。

大学院生になってからアルバイトが難しくなりました。その点TAの活動なら研究の支障にもならず、経済的なサポートになるので助かっています。また、TAのおかげで人にものを教える難しさにも気づきました。うっかりしていると、自分たちの常識を下級生に押し付けてしまうこともあります。だから相手の立場に立ち、うまく伝えるようにならなきゃと、心がけるようにしています。

03

スチューデント・サービス

スチューデント・サービス(通称SS)は、生物資源科学部を代表して身近なロールモデルとして活躍する大学院生です。オープンキャンパス、キャンパスツアー、進学相談などの広報活動をはじめ小中高生を対象とした実験講座などの行事の企画・運営、高大接続教育などを通して、サイエンスの魅力を次世代の生徒さんたちに伝えています。SSとしての活躍は、プレゼン能力の向上やコミュニケーション力の醸成にも役立っています。

スチューデント・サービス経験者の声

荻原陸さん

荻原陸さん

生物資源科学研究科
生物資源生産科学専攻博士前期課程修了

研究中心になりがちな院生にとって、
人と触れ合いコミュ力を伸ばす貴重な機会です。

最初はSSが何の仕事かわからず、生徒会みたいなものと思っていました。でも大学の代表というのがカッコイイし、面白い経験ができそうだったのでお引き受けしました。実際SSの仕事は、コミュニケーション力と知識が鍛えられます。例えば大学見学にくる生徒は、すでに進路を決めている子からこれからの子までレベルもさまざま。そんな生徒たちの興味がどこにあるのかを察し、知りたい情報を提供できるよう工夫することは、コミュニケーション力の訓練にぴったりです。また、大学のいろんな場所を案内するためには、他の専門を持つSS仲間の知識を借りる必要もあり、これも勉強になりますね。研究中心で視野が狭くなりがちな院生にとって、SSの活動はとてもいい刺激や息抜きになると思います。

横森夢多さん

横森夢多さん

獣医学研究科
獣医学専攻博士課程4年

中高生の目線に立って伝える努力。
その経験は、研究活動でも必ず生きてきます。

実際にSSに従事してみて、意外にも研究活動に役立つことが多いなと感じましたね。例えばキャンパスツアーなどでは、本学にあまり興味のない中高生もいます。そんな彼らに対し、「どうすれば興味を持ってもらえるか」、「どんな情報を求めているか」、「どんな言葉で伝えたらいいか」などと考える機会は何度もありました。これは、学会発表、論文執筆、研究助成金の申請など、誰かに何かを伝える場面では欠かせない視点です。その力を身につけるには絶好の機会ではないでしょうか。また、他の研究科の大学院生と交流できたことも有意義でした。普段は動物の研究以外には携わらず情報も入ってこないため、他分野のトレンドや課題などを知るいい機会となりました。私の実家はブドウ農家なので、作物の話などは面白かったですね。

04

大学院研究指導アドバイザー

研究指導アドバイザー制度は、修士論文作成や学会発表等に必要なアドバイスを専門分野に制約されず専任教員が行う制度です。研究指導アドバイザーに相談したい場合は、研究室を訪問してください。

※詳細はこちら(2025年4月28日更新)をご確認ください。