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大学院からのお知らせ

2025.01.09 学会発表

マカの新たな健康機能を発見!「マカ特異的成分ベンジルイソチアシアネートの新規機能ーNrf2/HO-1を介したコレステロール蓄積抑制作用ー」生物資源利用科学専攻 修士1年 内藤優菜 (鵠沼高校卒)

第78回日本栄養・食糧学会 2024年5月26日

マカはアンデス高地で栽培されている根菜で、性機能を改善する効果が注目されています。特に、ベンジルグルコシノレート(BGC)という特異な成分がその作用を担っていると報告されています。

動脈硬化は、マクロファージが酸化LDLを取り込み、コレステロールを蓄積することで発症しますが、HDLによってコレステロールが引き抜かれます。本研究では、BGCの新たな機能として、マクロファージへの酸化LDL取り込み抑制作用とHDLを介したコレステロール引き抜き作用を検討しました。

その結果、BGCの体内代謝物質であるBITCは、性機能改善作用に加えて、酸化LDLの蓄積を抑制し、HDLを介してコレステロールを引き抜く作用があることが示唆されました。これにより、マカは抗動脈硬化作用を持つ可能性があると考えられます。

指導教員 バイオサイエンス学科 近藤春美
バイオサイエンス学科URLはこちら: バイオサイエンス学科

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