秋になるとモズは、餌の少なくなる冬期のための
採食なわばりをつくります。
雌雄とも単独で行動し、樹冠など目立つ場所で
「キィーキィーキィーキィー」というかん高い声でなわばりを主張します。
この行動は「モズの高鳴き」とよばれます。
私は今年9/11に初めて、藤沢市内の大庭遊水地で聞きました。
観察をしていたらペリットを吐きました。
ペリットは、一部の鳥で見られる未消化物を丸めて吐き出したものです。
当地は湿生草地の中にヤナギ類などの低木が点在し、モズにとって
生息に適した環境です。
このため夏の間、繁殖をしていました。
モズはしばしば他の鳥の声をまねて、つぶやく様に鳴くこともあります。
このため漢字で「百舌」(鳥)と書かれることもあります。
モズの属名Laniusはと殺者や肉屋、種小名bucephalusは牛頭を示します。
モズ科の仲間は肉食で小鳥や小動物を襲って食べます。
このため嘴がタカと同様に鋭く尖り曲がっています。
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