ウミウは関東では主に冬期を中心に見られます(冬鳥)が、東北以北の海岸では夏期に繁殖をします。このためウミウは渡り鳥ですが、越冬地の様子と繁殖地の様子を国内で観察することができます。



江の島から三浦半島の西海岸では、冬期の多い時で1,000羽を超えるウミウが生活をしていますが、夏期の現在は主に若鳥10数羽が、ねぐらなどを中心に生活をしています。

一方、北海道知床半島でオホーツク海に面するウトロのオロンコ岩周辺では、現在、子育て中の忙しいウミウ約100羽(48つがい)と子育てに参加していない個体(腹部の白い若鳥が多い)約200羽が生活をしています。これらは流氷の来る冬期にいなくなります。
ウトロの子育て中のウミウ
ウトロのねぐらに集合したウミウ(非繁殖個体が多い)
ウミウ社会にも子育てをしている個体やしない個体、成長段階の異なる個体がいて、私たちと似ていて面白いと思います。
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