石川の田植えの終わった水田で、イワツバメ数羽が巣作り用の泥を集めていました。
地上ではよちよちしていますね。
大学周辺では、引地川流域でよくみかけます。橋の下に営巣地があるのでしょう。
今年のイワツバメ初認日は下河内(しもごうち)橋付近で3月24日でした。それから85日も経っているので、今年2回目あるいは3回目の繁殖の準備かも知れません。
文献によると、イワツバメの繁殖は、約14日の抱卵(ほうらん)と約26日の育雛(いくすう)期間(合計40日)がかかります。同文献では、前年の古巣利用のつがいは年2回、新規に営巣する場合は年1回とされています。
神奈川県では下記3種をよく見ます。大学で最もよくみるのはツバメです。
腰の色 | のどの色 | 尾 | 声 | |
ツバメ | 黒 | 赤(腹は白) | 長い燕尾 | ツチツチツチ等 |
イワツバメ | 白 | 白(腹も白) | 短い燕尾 | ジュリッ等 |
コシアカツバメ | 橙色 | 橙色(腹も橙色) | 特に長い燕尾 | クイッ等 |


博物館のツバメは、背面の黒色やのどの赤色が淡く、燕尾も短いため、若い個体と思われます。

参考文献:原色日本野鳥生態図鑑(中村・中村,1995)保育社
日本の野鳥第2版(水谷・叶内,2020)文一総合出版
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