2025/3/26 エナガの羽毛運び

博物館だより

 博物館の周囲では、ウグイスがさえずりはじめ(3/24)、ツバメも渡ってきました(3/26大学上空にて初認)。今日(3/26)は本館前のオオシマザクラでエナガが小鳥の羽毛をくちばしでくわえていました。エナガはスズメよりも小柄な尾の長い小鳥です。

エナガ(大庭遊水地にて)

 羽毛は博物館の周囲のツツジ類の植込みの中で見つけた様です。
エナガは、地衣類やクモの糸などを使い球状の巣を作りますが、その中に大量の羽毛を敷き詰めます。このエナガも羽毛を使い、巣作りをしているのでしょう。

エナガの巣(葉山町仙元山)

 エナガが巣材を運ぶとき、巣材を持っている個体の他に別のもう一羽が同行します。この時もそうでした。1号館方向に移動しケヤキの高木のあたりで見失いましたが、注意深く追跡をするときっと巣にたどりつけるかも知れません。

 「ジュリリッ」と聞こえる声がしたら、きっと近くにエナガがいます。ぜひ探してみて下さい。

営巣地周辺では、鳥は非常に警戒心が強くなります。近づきすぎると、巣を放棄してしまうので、遠くから静かに見守りましょう。

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