カンムリカイツブリは、日本では冬期に湖沼や海等に渡ってくる水鳥です。
ヨーロッパからロシアにかけての広い範囲で夏を過ごします。
もうすぐ北国へ渡りますが、繁殖に向けた飾り羽根(名の由来)をつけた個体を見かけるようになりました。
4月7日に横須賀市秋谷の海岸で見かけた29羽の群れの中で、16羽に飾り羽根が認められました。
繁殖地では、このきれいな羽根を振りかざして、首振りのダンスなどをすることが知られています。


この冬、本種の死体を観察する機会がありました。面白いと思った気付きは、趾の爪でした。
カイツブリの仲間は、弁足と呼ばれるひれのついた趾をしていることが知られますが、その爪は平爪でした。
博物館に本種の標本はまだありません。


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