博物館だより 2023/12/20 博物館実習生による展示 今年度もありがとうございました。今年度、日本大学生物資源科学部では、博物館実習を受ける4年生は74名もおりました(過去最多)。このうち56名は、全国の博物館施設にお世話になり、無事に実習を終えることができました。御指導して下さいました、学芸... 2023.12.20 博物館だより
博物館だより 2023/12/13 イッテンアカタチ 魚類に詳しい方は、きっと種名だけでその形態を思い描くことができることでしょう。私は12月10日に横須賀市佐島の海岸に面した路上でこの魚を見つけました。体の一部が何者かに食べられてありませんでしたが、初めて見る魚で何の仲間かもわからず、ただキ... 2023.12.13 博物館だより
博物館だより 2023/12/6 アリスイの蟻吸い? 大学に近い大庭遊水地では、昨年までは全体にアシやオギ等の高茎の湿生植生とヤナギ類低木が覆っていましたが、今年の秋に一部草刈りが行われました。ここにアリスイが訪れていました。アリスイはキツツキの仲間ですが、明るい疎林に生息する種で、アリを採食... 2023.12.06 博物館だより
博物館だより 2023/11/29 オギの原っぱ 大学の近くの大庭遊水地では、オギがふわふわの冠毛をつけています。たくさんある植物ですが、近縁のススキと比較して名を知らない人が多いようです。オギの群落植物は皆、生育環境を選んで生育しています。とても素直です。オギは湿り気のある陽当たりの良い... 2023.11.29 博物館だより
博物館だより 2023/11/22 博物館実習(2期) 博物館では、夏と秋の2回に分けて博物館実習を行いますが、2回目(2期)がはじまりました。11月15日と16日には、実習生8名と他館実習で日数の少なかった2名の合計10名で、化石標本のレプリカ作りを行いました。講師として、教職・学芸員課程の野... 2023.11.22 博物館だより
博物館だより 2023/11/15 イソギクの開花 私の今年のイソギク開花の初認日は11月3日稲村ヶ崎です。イソギクは、その名の通り海岸に生育するキクで、特に江の島や稲村ヶ崎などの崖や陽当たりのよい草地などに大きな群落をつくります。藤沢から三浦半島にかけての海岸で、普通に見られますが、国内で... 2023.11.15 博物館だより
博物館だより 2023/10/11 サシバの渡り 10月上旬の北東風が吹いた晴れた朝、葉山の海岸から空を見上げていました。この時期にサシバというタカが高空を渡るのを観察できるからです。サシバは夏鳥です。日本で繁殖し、東南アジアなどへ渡ります。渡りの時、彼らは肉眼で見失う程の高空まで旋回上昇... 2023.10.11 博物館だより
博物館だより 2023/10/6 砂丘の植物 海岸は、波しぶきや強風など海の影響を強く受け、土壌が未発達で乾燥するため植物にとってきびしい環境です。この様な環境に生育する植物を海岸植物とよばれ、これらは草丈が低い割に花が大きい、葉が厚い、しばしば多肉質や毛に覆われるなどの形態的な特徴を... 2023.10.06 博物館だより
博物館だより 2023/10/5 モズの高鳴き 秋になるとモズは、餌の少なくなる冬期のための採食なわばりをつくります。雌雄とも単独で行動し、樹冠など目立つ場所で「キィーキィーキィーキィー」というかん高い声でなわばりを主張します。この行動は「モズの高鳴き」とよばれます。私は今年9/11に初... 2023.10.05 博物館だより