博物館だより

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2024/11/13 新展示紹介 寄生虫

1階展示室透明標本コーナーの一角に新しい展示が加わりました。「生態系の重要な構成員 寄生虫」(展示協力:獣医学科医動物学研究室)食中毒の原因としてよく聞くアニサキスも展示しています。ニシンの卵巣(数の子)に寄生した幼虫です。ぜひご覧ください...
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2024/7/17 夏休みのイベント参加者募集中【受付終了】

博物館では夏休みにイベントを2つ開催予定です。1つ目は「夏休み宿題相談会」7/27(土)・8/9(金)初の試みですが相談員の先生方は現在熱心に準備されています。2つ目は「むらさきの丘サイエンス・セミナー」8/5(月)24回目を迎える今回のテ...
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2024/7/12 城ヶ島でタカチホヘビの記録

本種は夜行性で目立たないことから、知名度の低いヘビです。日本では1888年に昆虫学者の高千穂宣麿先生が九州の英彦山で発見されるまで、認識されていませんでした。もと横須賀市自然・人文博物館学芸員でおられた柴田敏隆先生は、三浦半島ではあまり珍し...
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2024/6/26 路傍で海岸植物の観察

スカシユリ生育地国道134号の稲村ヶ崎付近の歩道では、アスファルトの目地や歩道の隅に海岸から飛んだ砂が堆積しており、様々な海岸植物を観察することができます。当地は、平常時は一見普通の道路とかわりませんが、度々波しぶきを伴う強い南風が吹き続け...
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2024/6/13 大学構内のオナガ

5月頃から突然、大学構内でオナガの声を耳にすることが多くなりました。きっとこの声をみなさん聞いたのではないでしょうか。大学に近い引地川周辺では比較的よく見ましたが、大学構内ではやや稀な印象がありました。 オナガは、その名の通り尾の長いカラス...
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2024/6/5 海岸に打ちあがるハシボソミズナギドリ

海岸の波打ち際で黒っぽい鳥が死んで漂着しています。5~6月頃によく見る光景ですが、死んでいる鳥の多くはハシボソミズナギドリです。(2024年6月2日 稲村ヶ崎)本種は生涯のほとんどの時間を外洋で暮らし、長距離の渡りをすることでも知られていま...
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2024/5/29 キジのほろ打ち

大学の西側の台地を下っていくと、水田や休耕田が広がります。春から初夏にかけて、キジの声が聞かれます。キジが鳴く時はなわばりを主張する時ですが、鳴くと同時に翼をばたつかせて大きな音をたてることが知られています。この行動は「ほろ打ち」と呼ばれま...
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2024/5/23 佐島に飛来したアカアシカツオドリ 

本種は、熱帯や亜熱帯地域の海洋に生息する海鳥で、日本では南西諸島や小笠原などでみられることの多い海鳥です。先日(5/19)、横須賀市佐島の堤防上にある小さな灯台で休息する姿を記録、動画での撮影を致しました。神奈川県横須賀市佐島(2024年5...
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2024/5/15 大きなカエルアンコウ類の漂着

相模湾では、南風が吹くと海岸に様々なものが漂着します。城ヶ島の赤羽海岸のアマモの堆積の中にホヤの様な赤い物体が動きました。ホヤは動かないと思いながら注視すると魚でした。観察のため潮だまりに入れてみましたが、動くことはありませんでした。冷凍後...
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2024/5/9 ウミウが空高く飛ぶ時

三浦半島の葉山の海岸でウミウ,ヒメウの渡りによる移動を観察しました。