博物館だより

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2024/6/5 海岸に打ちあがるハシボソミズナギドリ

海岸の波打ち際で黒っぽい鳥が死んで漂着しています。5~6月頃によく見る光景ですが、死んでいる鳥の多くはハシボソミズナギドリです。(2024年6月2日 稲村ヶ崎)本種は生涯のほとんどの時間を外洋で暮らし、長距離の渡りをすることでも知られていま...
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2024/5/29 キジのほろ打ち

大学の西側の台地を下っていくと、水田や休耕田が広がります。春から初夏にかけて、キジの声が聞かれます。キジが鳴く時はなわばりを主張する時ですが、鳴くと同時に翼をばたつかせて大きな音をたてることが知られています。この行動は「ほろ打ち」と呼ばれま...
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2024/5/23 佐島に飛来したアカアシカツオドリ 

本種は、熱帯や亜熱帯地域の海洋に生息する海鳥で、日本では南西諸島や小笠原などでみられることの多い海鳥です。先日(5/19)、横須賀市佐島の堤防上にある小さな灯台で休息する姿を記録、動画での撮影を致しました。神奈川県横須賀市佐島(2024年5...
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2024/5/15 大きなカエルアンコウ類の漂着

相模湾では、南風が吹くと海岸に様々なものが漂着します。城ヶ島の赤羽海岸のアマモの堆積の中にホヤの様な赤い物体が動きました。ホヤは動かないと思いながら注視すると魚でした。観察のため潮だまりに入れてみましたが、動くことはありませんでした。冷凍後...
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2024/5/9 ウミウが空高く飛ぶ時

三浦半島の葉山の海岸でウミウ,ヒメウの渡りによる移動を観察しました。
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2024/4/24 よく足、踏んでます

些細なことですが、ウミウはしばしば岩にとまっている時に、片側の趾あしゆびで、もう片方の趾を踏んでいます。踏まれている側の脚を先に動かして、つまずかないか心配ですね。とまり場の形状によるかも知れませんが、よく踏んでいます。このためウミウにとっ...
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2024/4/17 春のタンポポ探し 

大学構内でタンポポの花が見られますが、多くは総苞片そうほうへんの反り返ったセイヨウタンポポです。でも在来種のカントウタンポポもよく探すと見つけることができます。博物館の裏や図書館前、10号館周辺あたりがねらい目です。セイヨウタンポポカントウ...
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2024/4/10 カンムリカイツブリの冠

カンムリカイツブリは、日本では冬期に湖沼や海等に渡ってくる水鳥です。ヨーロッパからロシアにかけての広い範囲で夏を過ごします。もうすぐ北国へ渡りますが、繁殖に向けた飾り羽根(名の由来)をつけた個体を見かけるようになりました。4月7日に横須賀市...
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2024/4/3 オオシマザクラの開花

博物館前のオオシマザクラは、4月1日にようやく少数の花をつけました。さて、2枚の桜の写真がありますが、オオシマザクラはどちらでしょうか?桜好きの人はお分かりですね。A(左)がオオシマザクラ(以降オオシマ)、B(右)はソメイヨシノ(以降ソメイ...
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2024/3/27 イワツバメの初認 

この時期、毎年ソメイヨシノの開花予想がされます。季節性のある事象をその年に初めて確認することを初認とよびます。本日3/27、引地川でイワツバメを今年初めて確認しました。イワツバメは、冬期に東南アジアで越冬し、夏期に日本周辺に飛来して繁殖する...