2026/02/18  片脚をしまうカンムリカイツブリ

博物館だより

三浦半島西岸、相模湾に面した長者ヶ崎付近の海上には、日中いつもカンムリカイツブリが集まって休んでいます。ここではどの個体も、羽繕いなどをしながらのんびりと過ごしています。

水が澄んでいたので、高台から水中の足の様子も観察できました。カイツブリ科の鳥は胴体の後端に足がついており、ひれのついた足(弁足)を動かして移動します。

観察していると片足しかついていないように見える個体に気付きました。気になってよく観ると足を胴体の上、空中で脚をパタパタ振っている個体がおり、その後翼を持ち上げて片脚を格納している様に見えました。ツルやサギ、シギなど多くの鳥が、保温のため片脚で立って休みますが、同じ目的の行動だと思います。

カンムリカイツブリの属名(Podiceps)は、podicis(尻)+pes(足)の造語で、尻に脚がついている、後方に脚がついていることを表しています。

博物館には、同属のアカエリカイツブリの剥製標本があります。この標本個体は、右脚が欠損しています。

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