二十四節気の啓蟄は、虫などが活動を始める時期とされますが、
アカガエルの仲間やヒキガエルの仲間などは、それよりも前に活動を開始します。
ヘビなどの外敵の少ない時期に産卵します。
彼らは普段、森や林などの陸上で生活をしていますが、
産卵時だけ水田や水たまりなどの水場に集まります。
今年大学構内では、アズマヒキガエルが産卵をしました。
場所は秘密です。
学内のアズマヒキガエル(2014年博物館前)

アズマヒキガエルのひも状の卵塊(千葉県)

博物館のアズマヒキガエル標本(骨格標本)

葉山町の谷戸の水田では、ヤマアカガエルが産卵を始めました。
ヤマアカガエル


博物館のヤマアカガエル標本

藤沢の谷戸では、アカガエルの声を確認しました。
産卵場の水田に来たニホンアカガエル(2011年藤沢市内)

博物館のニホンアカガエル標本

彼らの観察は、春一番のような強い南風を伴う雨天時が向いています。
産卵後、彼らはもう一度冬眠します。
コメント