冬に落葉樹が葉を落とすと、樹上にあった野鳥の古巣を容易に見つけることができます。
鳥の繁殖時期は、多くの種では樹木の葉の茂る春から初夏ですが、その時期以外は巣を使用しません。
身近な場所にも関わらず、私たちにはなかなか見つけることができません。上手に作りますね。
メジロなどの小鳥は古巣を利用しませんが、カラス類は前年の巣に手を加えながら使い続けます。
公園の背の低いトウカエデ(植栽)上のメジロの巣(引地川親水公園)


博物館のメジロと巣の標本


水際にあるヤマグワ低木上のキジバトと思われる巣(三浦市小網代)

博物館のキジバト標本

エノキ高木上のカラス類の巣(三浦市小網代)


コナラ高木上のカラス類の巣(横須賀市芦名)


4号館北側ケヤキ(植栽)とハシボソガラスのものと思われる巣(藤沢市亀井野)


博物館のハシボソガラス標本

当サイト掲載の画像・文章の無断転用を禁止致します。
© 2023 Nihon University, College MUSEUM of Bioresource Sciences. All Rights Reserved.
コメント