活動報告 第25回 「魚類の耳石を採取して比べてみよう」

セミナー内容

背骨を持つ生き物を「脊椎動物せきついどうぶつ」といいます。
魚もその仲間で、水中で生きるための特別なしくみを持っています。
たとえば、「えら」で呼吸し、「ひれ」で泳ぎ、「うろこ」で周囲を感じ取ります。
 このセミナーでは、脊椎動物の進化と系統についてお話しを聞いたあとに実物の魚の標本を観察し、「えら」を取り出してその役割やしくみを学びます。
さらに、「耳石じせき」という小さな骨も取り出して実体顕微鏡で観察します。
「脊椎動物」を楽しく学びましょう!

■講師紹介

竹内 寛彦たけうち ひろひこ 准教授
日本大学生物資源科学部 一般教養 生物学研究室

専門分野
脊椎動物にみられる、ある特徴(形質といいます)を発見し、その形質がどのように進化してきたのかを解明する研究をしています。

先生より一言
先生より一言

魚類は水中でどのように生活しているのか、進化の視点で見てみましょう。
私たち哺乳類との違いや共通点に注目すると面白いですよ。

セミナー風景

講師の竹内寛彦先生
最初は座学から ~脊椎動物について~
学生ボランティアが魚を配ります
先生と学生ボランティアが見守ります
学生ボランティアもサポート
実体顕微鏡も体験
こんなにきれいに採取できました!