センターでの研究活動

研究について

 現在、生物生産基盤に地球規模で変調がみられており、このままでは今世紀中にも修復不可能な事態が起こる事が懸念されています。センターでの研究課題の目的は、その問題の展望を開くため、環境科学を基礎として総合的研究を推進し、あわせて、人材の交流と教育、公開講座などを通して、得られた成果の普及を図ることにあります。

 そのため、本センターには、それぞれ3つの研究室と実験室、公開教室、情報ホール、ミーティングルームなどの施設と、超高速リアルタイム定量遺伝子増幅装置、LC/MS/MS、イオンクロマトグラフ装置、全リン・全窒素測定装置、全自動窒素炭素同位体質量分析装置、植物汚染浄化実験プラントなどの最新鋭の機器や装置が設備されています。また、本センターは建物自体が研究用装置となっており、緑化研究用屋上・壁面、屋上〜庭へのカスケード型実験用ビオトープ池、地下水とヒートポンプによる床冷暖房システム、太陽光・風力発電設備、棚田・パーマカルチャーガーデン・ストローベイルハウスなどの実験用フィールド、などを備えています。

課題1 持続可能な循環を評価するための産業と社会との特性に関する基礎研究

・地域・地球環境変化の測定・情報収集・モニタリングの確立
・持続可能な循環を基本とする生物資源生産及び地域・地球環境保全の基礎手法開発
・生物、非生物資源利用がもたらす環境影響の総合評価手法の開発




課題2 生物の機能開発とそれによる環境保全・修復技術の開発

・強酸性耐性植物の探索とそれによる破壊された熱帯雨林の修復
・植物の重金属耐性機構の解析と耐性植物による汚染土壌の浄化
・微生物が生産する多糖を用いた石油汚染海洋環境の浄化
・窒素循環系に関与する微生物群、特に植物根圏棲硝化細菌の探索とその利用



課題3 環境と資源のエコロジカルデザイン技術の開発

・バイオリュージョン的視点からのエコロジカルな地域づくりの総合的手法開発
・生物資源活用のエコロジカルデザイン技術の実験的開発
・CNESの建築を活用したエコ建築のための総合的技術開発
・CNESの敷地を活用したエコロジカルランドスケープの総合技術開発
・公開国際シンポジウム企画・運営


課題4 CNESにおける研究成果を環境教育に生かすための教育プログラム
および教材の開発に関する実践的研究

・小・中学校等の生物や環境に関する総合学習支援プログラム及び教材の開発
・SPP(Science Partnership Project)やSSH(Super Science High-school)などの支援プログラ
 ムおよび教材の開発
・小・中・高校などの教員を対象とした生物と環境に関する授業に活用できる実験・実習方法の開発
・CNES・大学キャンパスのランドスケープ資源の保全・再生・創出による環境教育・学習プログラム
 の整備
・国内外の環境系NPO等と連携したESD(Education for Sustaionable Development)プログラム
 開発と実践
・学協会における理科教育のための研究発表会への積極的な支援
 


課題5 生物多様性保全と活用に関する生物環境科学的総合研究

・生物多様性の実態把握・保全方法方策
・生物多様性の機能解析・評価
・生物多様性の利・活用


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