4年生 野口 慎平・小谷 光矢
河道周囲の止水域が魚類に与える影響はいくつかの研究がなされており、採餌や産卵場など、魚類の生活において重要な役割を果たしている可能性が示唆されている。
また、治水を目的とした遊水地を対象に、河川生態系への機能を議論した研究は十分でない。
本研究では、魚類の体組織の炭素・窒素安定同位体比が食物源の違いを反映して水域ごとに異なることを利用し、越流による魚類の河川と遊水地間の移動を解明して、引地川に生息する魚類への大庭遊水地の役割を検証することを目的とする。
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