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2025.01.23 プレスリリース 研究ニュース
本学科の岸田教授らの研究グループは、北海道の道東地方を中心とした遺跡から出土したイルカからDNAを抽出し、
・世界規模の寒冷化が起きたとされる4200年前にイルカ漁が終了したこと
・その後1000年間に渡ってイルカ漁の空白期があり、この期間にイルカ個体群が異なる遺伝グループに入れ替わったこと
を示すデータを発表し、4200年前の世界的な気候変動が海中の生態系に影響を与える可能性を示唆しました。本研究成果は気候変動と生物多様性の関係性を解明する一助となることが期待されます。
詳しくは、日本大学HPおよび学部HPで公開されているプレスリリース記事(PDF)をご覧ください。
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著者:Takushi Kishida, Kyohei Sawada, Sakiko Namigata, Takamune Takabatake, Miwa Suzuki, Nanami Takezoe, Takumi Yamamoto, Toshimichi Nakanishi and Hiroyuki Kitagawa
論文タイトル:Hidden population turnover of small odontocetes in the northwestern North Pacific during the Holocene(完新世の北西北太平洋における小型鯨類の隠れた個体群交代)
雑誌名と巻号:Biology Letters 21巻1号
doi:https://doi.org/10.1098/rsbl.2024.0525
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