湘南校友会会長 滝沢 章
生物資源科学部校友の皆様方におかれましては、これまでに経験したことのない社会情勢の中で、各々の分野でご活躍のこととお喜び申し上げます。
校友会の皆様におかれましては、ますますご清栄のこととお喜び申し上げます。
さて、日本大学短期大学部生物資源学科は、2016年3月をもちまして66年の歴史を閉じました。顧みますと、1950年の農業科の設置に始まり、1987年の生活環境科の設置、1991年の農学科及び生活環境学科への改称、2007年の生物資源学科への統合の道をたどり、廃止されました。
我が国は、2018年からは18歳人口の減少が始まり私立大学の経営は激変期を迎える時代を迎えることと相俟って、建学の礎は時代の波の中に無念にも消え去りました。
今後は、卒業生4500名余の校友組織として、湘南校友会の活動を推進するとともに母校の発展に寄与していく所存であります。
当面の活動は、ホームページの管理、総会の開催、校友だよりの発行、会員名簿の管理および学部校友会活動への参加等を継続いたします。喫緊の課題としては会則の変更、活動の見直しに取り組みます。活動の資金は、今までは学生からの校友会入会金および繰越金等を原資にしてきましたが、今後は僅かに残る繰越金と生物資源学科部校友会からの支援等で運営をしていくことになり、厳しい事態が予想されます。いずれにしましても、幹事会の場での十分な検討および校友からの意見等を踏まえ、今後の活動のあり方を探っていきたいと考えます。
幸いにも、学部諸課程研究室の蒲原義明先生の暖かいご理解により、事務局を継続してお引き受け頂けることは心強い限りです。
「むつあい」のキャンパスには、新2号館と屋上庭園、付属小学校の開設など大きく様変わりしておりますが、旧農場本館前のヒマラヤ杉、遠望できる富士の勇姿は昔と今も変わっておりません。総会に足をお運びいただき、こころの原風景を探して頂ければ幸いです。
2016年4月吉日
