骨の博物館

2022/02/09
★犯人は誰?

4号館の裏(北側)に
駐車場がありますが
糞がたくさん落ちているという
通報がありました。

現場1

現場2

自然探偵鑑識課では
現場検証をして次のような
ことがわかりました。

現場検証

でも日中にそのケヤキで犯人を
見つけることが出来ず
数日経ちました。

人気も少ないある日の夜8時頃に
例のケヤキを見上げると
黒い鳥が2羽とまっていました。

カラスの様ですが
暗くて判別できません。
しかし今焦ってライトをあてると
犯人は警戒して来なくなるでしょう。
この日は、情報記録にとどめました。

そして後日、夕陽の沈む直前の5時頃に
現地を訪れると、同じケヤキに
1羽のハシボソガラスを
遠くから確認しました。

カラス


動画右下の全画面マークを押すと
大きな画面でご覧いただけます。

こうして自然探偵鑑識課では
糞の犯人をハシボソガラスと
結論付けました。

日中に糞のまわりに
ハシボソガラスは見られませんが
隣のケヤキにハシボソガラスのものと
思われる古巣がかかっています。

もう少し暖かくなったら
この巣を使って営巣するかも知れません。
みんなでそっと見守りましょう。

カラス類は、大きな森などに
集団で塒(ねぐら)をとることが
知られています。
でも、このように1~2羽で眠ることも
あることが判りました。

カラス類は非常に警戒心が強く
特にカメラのレンズを嫌がります。
写真も遠くから望遠で撮影しました。

※自然探偵鑑識課は実在しません。





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