ExcelでDATEDIF関数が使えない

DATEDIF関数は1対の日付の間の年,月,日を求める関数で、年齢計算などによく使われます。
ただし、この関数を使うにはある条件を満たしていることが必要です。
その条件とは、『日付を1904年から計算する』ように設定してあることです。
ところがExcelの初期設定は1900年から計算するようになっているため、たとえば

A1のセル 2016/2/1
A2のセル 2016/3/1
A3のセル =DATEDIF(A1,A2,"D")
  ※DATEDIF関数の第1引数と第2引数は差を求めたいそれぞれの日付、第3引数は求めたい年,月,日の別です。
   "Y"なら年数、"M"なら月数、"D"なら日数を求めます。

とすると、A3セルの表示は #NUM! になってしまいます。
2616年は閏年なのでA1セルとA2セルの差は29にならなければなりません。
エラー表示を解消し、29と表示させるには、

ファイル → オプション → 詳細 に進んで、「次のBookを計算するとき」グループに含まれる
『日付を1904年から計算する』

にチェックを入れてから計算します。
このチェックは、必ず日付データを入力する前に行ってください。さもないと、日付関数の値が4年と1日ズレてしまいます。
なお、DATEDIF関数は、便利な関数ですが公式にはサポートされていないのでExcelの関数Helpには載っていません。