清水みゆきゼミ

長野県北部地震被災地における復興を学ぶ

今年度のフィールドリサーチの目的は、地域資源を生かした地域活性化の取組みについて学ぶ事である。調査対象地である栄村は、2011年3月11日の東日本大震災の翌日に発生した、長野県北部地震の被災地である。

栄村は国内有数の豪雪地帯であり、震災前から、いわゆる中山間地として、高齢化、後継者不足、過疎化という問題を抱えていた村である。当時、村長を中心として地域おこしに取りかかっていたが、震災によってそれが頓挫した。まずは復旧をしなければならない。しかし、単なる復旧ではなく、その上に復興を描きながらの復旧である。震災から5年半、栄村の復興はどのような形になりつつあるのか。

今回は、物的資源と人的資源をどう地域活性化に生かして行くか、2つの側面から調査することにした。まず推進役である役場と振興公社および、震災後いち早く再開した個人商店でお話を伺い、その後、地域農業の担い手であるコメ農家、山菜農家、トマト農家などについても調査・ヒアリングを行った。圃場でのヒアリングは、収穫方法の実践も見せて頂き、ついでに圃場でトマトを味わうという恩恵にも浴した。完熟、採れたてはうまい!

山菜作りの農家のお宅でお話を伺う。
加工トマトの木はこんな風に地面を這っている。トマトジュースは栄村の重要な加工品。
「これはトマトジュース用のトマト」
「畑で完熟したトマトは美味しい!」
旬を過ぎた山菜畑はこんな感じ!
地元のスイカでスイカ割り!

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