食料生産実習

大学内の農場・食品加工実習所で合宿農業体験とソーセージづくり!

 本年度の食料生産実習は、まず、6月14日(土)に、本学部農場において食料生産実習の田植が行われました。学内(キャンパス内)で「田植から調理までの実習」ができるのが、本学部キャンパスの大きな特徴であり、それをカリキュラムとして用意しているのが、本学科の大きな強みです。農場スタッフの方からの説明を受けた後、早速泥田に入っていきます。毎日学ぶ本館の校舎を見ながら、手植えでの田植を進めていきます。
 今年の田植の天気は快晴!気温はぐんぐん上がり、暑いくらいになりましたが、ほどよく風も吹いてくれたので、快適な初夏の田植となりました。今年は、本学科の実習生が少なかったので、他学科等の実習生と共同作業になり、例年と異なる作業のやり方であったこと、途中作業の調整なども入ってやや時間がかかりましたが、農場の方々のご支援で何とか作業を終えることができました。
 そして、8月25日(月)~28日(木)の3泊4日で、学部農場に宿泊しての「食料生産実習」(農場等での合宿実習)を行いました。本年度は、例年と異なり曇り空が続きましたが、炎天下での作業よりは疲労度も少なく快適で、ある意味で農作業日和であったといえましょう。初日午後には、まず食品加工実習所でソーセージ、レトルト食品を製造実習し「食」の現場を体験しました。2日目早朝から4日目の午前中まで、農場の全部門での実習を行いました。農産・園芸ではキャベツ等の植え付けや苗づくりを行い、畜産では早朝の搾乳、豚舎・牛舎での管理作業などを行いました。農業機械では、パワーショベル、小型トラクター、大型トラクターの運転実習を行いました。最終日の午後は、お世話になった関係者の方々とともに、農場で盛大にベーベキューでの打ち上げを行いました。この場で、初日に自ら製造したソーセージをおいしくいただいたことは、学生の皆さんにとって忘れられない想い出となるでしょう。
 そして、9月27日(土)には稲刈りが行われました。当日は、受講学生全員と農場関係者、担当教員とTAの院生に加え、学科の若林先生が助っ人参加されました。当日はまずますの天気、残念ながら植えた圃場は、収穫作業にはまだ早いとのことで、隣のコシヒカリを収穫しました。四隅を手刈りで刈り、あとは農場自慢の新鋭コンバインを駆使して、全員が機械での刈り取り作業を初体験、午前中で、約1反歩の水田の稲刈りを完遂しました。普段講義や演習で使っている本館をすぐ後ろにして、コンバインに乗っての収穫体験ができるというのは、なかなかない構図だと思いました。首都圏全体の農学系大学でも、このような光景はまれなものです。改めて、農場とキャンパスが一体となった本学のロケーションのよさを痛感しました。
 今年の実習生は少数精鋭でしたが、チームワークも極めてよく、遅刻もケガ・病気などもなく、無事故で快適な4日間の実習となりました。早朝からの農作業、合宿生活と大変だったかもしれませんが、その分、長く記憶に残る体験となったことでしょう。本当にお疲れ様でした。お世話になった全ての関係者の方々に、この場を借りて厚く御礼申しあげます。

6月の田植えから実習がスタート!今年は雨にも降られず順調!
食品加工実習。ソーセージづくりに真剣!
食品加工実習。ソーセージの完成!試食が楽しみ!
農業機械実習。
農業機械実習。これも操作が難しかったパワーショベル。
酪農実習。慣れない搾乳作業もだいぶ覚えてきた?
畜産実習。肉豚の作業。子豚は可愛いが、作業はいささか大変。
農産実習。大変な種まき。ピースサインで元気です。
うちあげ。バーベキュー。
9月。実りの秋の待望の稲刈り!稲刈りを終えて大満足!お米の試食が楽しみです。

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