地域環境経済学研究室(清水みゆきゼミ)
担当教員紹介
清水みゆき 教授
(しみず みゆき)
教授/博士(農学)
担当科目
食と農の経済史/食の経済学/食料政策
現在の研究テーマ
[1]食品事業者の農業参入
[2]新宿区における食品ロス削減の取り組み
[3]食品表示と消費者主権
教員メッセージ
大学で学ぶことの醍醐味は、これから自分が、どんなことを通じて社会の役に立って行こうか、ということと直結したことを学べる、という充実感でしょう。食を通じて人を幸せにしたい、それほど食とは大切な行為であり、学ぶ意義満載です。また、新型コロナウイルスの感染拡大で、私たちの食生活は大きく変化しました。そのことと食の問題がどのようにリンクしているか、研究すること、学ぶことがたくさんあります。
主なゼミの内容
生きて行くために食料は欠かせないものです。そして、それは安全な食料が安定的に供給されなければ、私たちの健康は維持できません。しかし、現実には食品の安全性が確保されず、消費者の安心感が失われる事件が相次いでいます。また、世界中には栄養不足人口が8億人もいて、世界全体では安定的な食料供給も100%保障されている訳ではありません。
食料生産は自然環境に左右されやすく、気候変動も含めて環境が受けた負荷が食料生産に制約を与えることになります。その一方で、大量の食品廃棄物を排出し、その排出物の処理の仕方によっては環境に負荷を与え、それが食料生産にも影響するという矛盾を抱えています。こうした問題はなぜ発生し、どういう解決方法があるのか、それぞれの地域においてより多くの人を「幸福」にする食料供給環境の在り方について研究しています。
主な卒論テーマ
- 食品ロス削減に向けた外食産業の取り組み
- エンゲル係数上昇の要因に関する研究
- 食農教育の現状と課題
- コカ・コーラの歴史と経営戦略に関する研究
- ビール業界における環境マネジメントの現状と課題
- 緑茶の消費動向に関する研究
- バレンタインデーの歴史と意義
- ココイチの経営戦略と今後の課題
- ダイエットに必要な食事と運動
- 食品のパッケージデザインと消費者購買行動
など
主な就職先
ジャパンビバレッジ、東洋水産、伊藤園、キッコーマン、明治製菓、不二家、国分、ファミリーマート、イトーヨーカ堂、パルシステム、フラワーオークションジャパン、JA横浜、JAさがみ、JAセレソ川崎、公務員 など
ゼミの風景
少しずつ、グループ学習も開始。
地産地消の推進のため、藤沢市とタイアップしてトウモロコシの収穫体験を実施。その説明タイム(一昨年の活動より)。またできるようになるかな。
提携農場でのナスの収穫体験。
2年生は初めて全員顔を合わせたので「骨の博物館」見学へ。