早め早めの準備で、
就職活動を楽しむゆとりを持とう。

ハーベスト株式会社

黒瀬 仁恵(2011年度卒業)

【業種】
製造業

これまでの歩みについてお聞かせください

私は食品業界と保険や損保、銀行などの金融系に的を絞った就職活動をしていました。文章を書くのが苦手なので最初は苦戦していましたが、就職指導課の先生やゼミの先生にエントリーシートを見てもらい、アドバイスをいただくことによって、ようやく通るようになりました。エントリーシートを書くためには、やはり自己分析が重要なポイントです。何枚も書くうちにだんだん自分の長所、短所が把握でき、面接でもアピールできるようになってくるので、エントリーシートはできるだけ多く書くことをおすすめします。グループディスカッションでは、みんなで一丸となってストローでタワーを作る、あるいは見本通りにレゴで車を作るなど、変わったテーマを出す企業もありましたが、常に自分の考えをきちんと発言できるよう心がけていました。私がエントリーした企業は150社で、実際に足を運んだのは30社から40社。結局、内定が出たのは5社でした。

現在の仕事内容は?

ハーベスト株式会社は社員食堂や学生食堂、病院食などのフードサービス事業を中心とした会社です。私は経理課に所属していますが、月の売上げ、仕入れ、利益を出すための資金管理で特に月初めは忙しく、休日出勤をすることもあります。当社は約400店舗を展開していますが、月次に各店舗からあがってきた数字をチェックし、差額が出た場合は店舗を統括するマネージャーに問い合わせて、なぜ差額が出たかという数字の追跡をすることもあります。とても細かい仕事で大変なこともありますが、会社から出るお金はすべて経理課が管理するので非常に重要な部署だと思っています。

これから就職活動を開始する後輩たちにアドバイスをお願いします

私たちの時は厳しい時代だったので、内定が出る人と出ない人の差が激しかったですね。そんな状況の中で、就職活動を楽しんでいる人もいました。楽しんでいる人はコツを掴んでいると思うので、皆さんもぜひ就職活動を楽しむゆとりを持っていただきたいと思います。私は入社するまで福利厚生について知らなかったので、特に女性の皆さんは育児休暇や年間休日、夏期休暇などの福利厚生は、最初の会社説明会で聞いておくといいですね。私の反省点は、大手企業ばかりに目を向けていたこと。食品業界は中小企業がたくさんあります。聞き慣れない社名でも、商品を知るとここの会社だったんだという場合もありますので、中小企業もチェックすることをおすすめします。まだまだ先と思っていても、就職活動の時期はすぐやってきます。きたと思ったら、あっという間にエントリーが終わっていることもありますので、早め早めに準備をして悔いのないようにしてほしいですね。

(取材・撮影:2012年10月27日)

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