就職活動に求められるのは、
経験、情報、スピード。
自信を持って臨んでほしい。

【業種】

卸・小売業

食品関連企業を志望していた私は、3年の1月に就職活動を開始。数十社の面接を経て日本ペプシコーラ販売株式会社に入社しました。入社後は横浜南支店に配属。ペプシコーラの青いトラックを運転して自販機に商品を補充したり、商店のお客様に納品したり、2年に渡ってルートセールスの基本を学びました。現在は東京開発一部に所属し、港区、品川区などの首都圏エリアの自販機新規開拓を担当。商店の他にビルのオーナーさん、官公庁や病院、警察署、消防署などを回って、自販機を置いていただくための営業をしています。自販機の営業は0からお客様をつくる仕事なので、初回訪問が決め手です。訪問の際には、お客様のニーズに応えるためにその企業について徹底的に調べ、企業ごとにストーリーを描いて営業を進めていきます。一度お客様との信頼関係ができると、企業というより自分を買ってくれるので非常にやりがいを感じています。

実際に社会に出て感じるのは、仕事と就職活動には共通点があるということです。大切なのは経験を積むこと、的確な情報収集をすること、そしてスピード。皆さんはこれからいろいろな企業を受けると思いますが、興味のある企業・業界があったら会社説明会に参加する、面接を受けるなど多くの経験を積んで,場慣れをしてほしいと思います。企業の情報についてはインターネットや新聞、本を買って調べることもできるので、受ける前に必ずその企業の情報収集をしてください。企業の情報を得た上で面接に挑めば、相手にも誠意が伝わると思います。もう一つは、自分から進んで迅速に行動すること。待っていても内定はもらえません、スピーディに対応し、行動することは就職活動においても重要です。以上の3つを念頭に置いて、あとはありのままの自分を伝えることができれば、たとえ就職氷河期であっても成功は掴めるはずです。就職活動はこれからの人生に大きな影響をもたらすと同時に、今後の自分の糧になります。不安を感じることもあると思いますが、自信と希望を持って臨んでほしいと思っています。

（取材・撮影：2009年12月5日）