外出先でメールをチェック。
説明会への迅速なエントリーで、
効率的な就職活動を実現。

都市銀行

菅原 憲史(2006年度卒業)

【業種】
金融・保険業

これまでの歩みについてお聞かせください

私が食品経済学科を選んだのは、当時スーパーの食品表示の偽装問題などが持ち上がっていて、これらの問題に関わる疑問を解決してみたいと思ったのが大きな理由でした。2年の時の経済調査実習ではJA千葉みどりや八つ橋のおたべの工場で実習。レポートを提出する度に厳しい指摘をされ、何度も提出し直した経験がありますが、正確性が求められる今の仕事に非常に役立っていると感じています。私は3年の11月から就職活動をはじめましたが、活動のテーマを「自らが成長する中でお客様によりよいサービスを提供し、喜びを共感できる仕事」と設定。このテーマに則って業界や企業を絞り込んでいきました。現在は銀行員として企業の新規融資受付や返済猶予の相談に応じたり、個人資産家に対する土地の資産活用の提案・融資、相続税対策のアドバイスなどを行っていますが、この仕事の魅力は自分が資格を取得したり、勉強して知識が増えたりすることでお客様への提案力が高まるという点。まさに就職活動のテーマ通りの仕事に就けたと思っています。

これから就職活動を開始する後輩たちにアドバイスをお願いします

就職活動を振り返って、私自身がやって良かったと思ったことをご紹介します。一つは、説明会の予定やエントリーの開始日をエクセルに打ち込み、まとめておいたことです。日時の間違いや出遅れを防ぐためにも、就職活動のスケジュール管理は重要だと思います。それからエントリーの際に必要な自己アピールも早めに考えて、ワードでまとめておいてください。いざエントリーをする時に一から考えるとなると長時間を要しますが、今のうちから考えておけば時間の無駄もなく効率的だと思います。また、私はパソコンのIDやパスワードを手帳に書いていつも持ち歩いていました。EメールアドレスはYahoo等の検索サイトを利用していたので、企業訪問等で一日中外出している時も空いた時間にネットカフェからログインして、説明会のメールを常にチェックし、すぐエントリー。家に帰ってからエントリーしてもすぐに満員になってしまうので、早めの対応ができるこの方法は皆さんもぜひ活用してほしいですね。もう一つ、私が実践していたのは、会社説明会に参加する時は可能な限り朝一番の時間帯に参加することです。その時間帯だと空いているので、採用担当の方と直接お話する機会も増えます。私の場合は毎回それを実践していたので採用担当の方に名前を覚えていただくことができ、いざ本番の面接の時も他の学生が一般的な志望動機を質問されている時に面接官からより内容の深い質問をしていただく等、スタートに差をつけることができました。最後に共に就職活動を行う食品経済学科の仲間や先輩方とのつながりはいろいろな意味で活かせると思いますので、自分から積極的にアプローチして自分自身の納得する形で就職活動をやり遂げてほしいですね。皆さんのご活躍を期待しています。

(取材・撮影:2009年11月7日)

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