自信を持って就職活動をして欲しい。
そのためには自分を磨くことです。

日本銀行

安室 実(1999年卒業)

【業種】
金融・保険業

これまでの歩みについてお聞かせください

私は1999年に食品経済学科を卒業しましたが、学生時代はラグビー部に所属し、毎日きつい練習に耐えながらグラウンドで汗を流したり、先輩や後輩と湘南台あたりでよく飲んだりして、勉強だけではなくキャンパスライフも謳歌していました(笑)。卒業後は日本銀行に入行し、まず最初は福島支店に配属となりました。ここで4年間勤務したのち、2年前から本店(東京)配属となり、現在に至っています。

現在の仕事内容は?

日本銀行には大きく3つの機能があります。1つめは紙幣の発行ですが、その過程で偽造防止技術を研究したり、破れたお札の交換などもしています。2つめは国の銀行として、納付された国民の税金や交通反則金などが全て日本銀行に入ってくるのですが、それをいわば“国の家計簿”につけるという業務があります。そして3つめは、都市銀行などの金融機関が健全な経営をしているかどうかを調査する仕事です。このうち私は現在、金融機関の経営を調べる仕事をしています。

これから就職活動を開始する後輩たちにアドバイスをお願いします

私が就職活動をした当時は、「倒産」や「失業」という文字が新聞紙上を賑わせていた時代で、とても就職が厳しかったことを記憶しています。そうした中で私が常に心掛けていたのは、「正々堂々と面接を受けよう」ということでした。学生は企業に採用してもらいたいという意識があるので、面接官に気に入られたいとか、引け目を感じてしまいがちになります。しかし、企業側にしてみれば優秀な人材が欲しいわけですから、その意味では対等の立場にあると思います。実際、私は面接の場で「私が必要だと思うなら採用してください。自分はこの会社に入ったらこれだけのことができます」と常にアピールしていました。皆さんにも自信を持って就職活動に臨んでいただきたいですし、自信を持つためには普段の学生生活の中で「自分」という人間を磨くことを心掛けて欲しいと思います。

(取材・撮影:2006年10月6日)

閉じる