NEWS

学科からのお知らせ

2023.10.12 受験生ニュース 研究ニュース

当学科の最先端のデータサイエンスやバイオ技術を活用した農学研究(アグリサイエンス)を紹介!第2回:植物の環境応答~果実の成熟をコントロールする~

第2回:植物の環境応答~果実の成熟をコントロールする~

気体状植物ホルモンであるエチレンは、リンゴやバナナなどの果実成熟を促進する作用を持ちます。果実で生成されたエチレンは、エチレン受容体タンパク質に結合することで細胞壁分解酵素や色素合成酵素をコードする遺伝子のmRNA発現を誘導します。本学では、受容体がエチレンを感知後、遺伝子発現に至るまでのシグナル伝達様式について、分子レベルの解析を行っています。

アグリサイエンス学科(旧生命農学科教員10名,生命化学教員1名,動物資源教員3名,環境工学教員2名,国際地域開発学科教員3名,くらしの生物学科教員1名)

また、近年果実の貯蔵期間を延長させるために施用されている1-MCPは、エチレン受容体タンパク質に結合してエチレンの作用を抑える機能を持ちます。人体に無毒かつ鮮度保持効果が絶大であるため、SDGsの機運の高まりと相まって、1-MCPの利用は食品ロスの低減に繋がる技術として注目されています。受容体に結合する分子がエチレンの場合と1-MCPの場合、それぞれで引き起こされる分子イベントの差異についても追求しています。

アグリサイエンス(生物系農学)学科の令和6年度入学者向け詳しい受験情報につきましては,本学部の以下の【受験生の方へ】,【受験生向けサイト】や「Q&A受験ガイド2024年度」をご覧ください。

受験生の方へ: https://www.brs.nihon-u.ac.jp/for_prospective_students

受験生向けサイトhttps://hp.brs.nihon-u.ac.jp/~examination/

入試情報Q and Ahttps://hp.brs.nihon-u.ac.jp/~NUBScommon/kaiso/Q&AGuide0704.pdf

BACK TO THE LIST